HEVCより高性能でロイヤリティフリーの新しいAV1デコーダー「dav1d」をVLC Player開発元が発表

H.265/HEVCよりも性能が最大で20%アップする新しいビデオコーデック「AV1」をベースにした新デコーダー「dav1d」が発表されました。ソースコードには著作権が設定されますがBSDライセンスで公開されており、利用料ゼロのロイヤリティフリーとなっています。
Introducing dav1d: a new AV1 decoder - Yet another blog for JBKempf
http://www.jbkempf.com/blog/post/2018/Introducing-dav1d
・軽量であること
・可能な限り高速であること
・クロスプラットフォームであること
・コードが正確にスレッドされていること
・再利用が自由でオープンソースであること
公開時点でのdavi1dのソースコードサイズは、libaomと比較して行数で10分の1、バイナリサイズでは3分の1に収まっているとのことで、軽量なコーデックであることがうかがい知れます。また、使用するメモリ容量もlibaomの4分の1とのことで、こちらも軽量級。状況により、davi1dはlibaom 1.0.0と同程度の速度を示す一方でlibaom HEADよりは遅い状況となっているとのこと。しかしこの状況は今後の開発が進めば変化する可能性があります。
なお、「davi1d」という名称は「Dav1d is an AV1 Decoder」から取られた造語であるとのことですが、省略形の「dav1d」が省略しない正式名称に含まれているという複雑怪奇なものに。これについては提供元も「再帰的頭字語であることは言われなくてもわかってます……」とコメント済み。
dav1dのソースコードは以下のGitLabのリポジトリから入手することが可能です。
VideoLAN / dav1d · GitLab
https://code.videolan.org/videolan/dav1d

また、davi1d発表時のプレゼンを以下のYouTubeムービーで見ることも可能です。
Video Dev Days 2018: Dav1d: a fast new AV1 decoder - YouTube
