上長と上司って何が違うの? 意味と使い方を解説
ビジネスで価格交渉などの現場で、「上長と相談します」「上司に確認します」などの言葉をよく耳にすることがあるのではないでしょうか。「上長」「上司」どちらも似たような意味合いで日常的に使用しており、みなさん特に何の問題もなく過ごしていると思います。では、これらは意味にそれぞれ違いがあるのでしょうか。今回は、普段ではなかなか立ち止まって考えることのないような小さな疑問に答えるべく、それぞれの意味や使い方を紹介します。
◆上長の意味とは
「上長」の意味は、「年齢・地位が上であること。また、その人」。また、「上司」の意味は、「その人より役職が上位の人、その官庁の上級の官庁」となっています。これらを見る限りでは、ほぼ意味は一緒ですね。一つ違いがあるとすれば、「上長」は地位だけでなく、年齢も上という意味が含まれているくらいでしょう。あと「上長」は自分より役職が上の人で、長がつく人(係長・課長・部長)と解釈することもできます。
◆まだある! 上長・上司の類義語
先に紹介したように「上長」「上司」の違いはほとんどありません。基本的には、他の人よりも役職が上位の人物で、管理を行い、その決定を下す人のことを表します。この意味で考えた場合に、これらの言葉に似たものは他にもたくさんあります。たとえば、「チーフ」「親方」「リーダー」「職長」「主任者」「所長」「上役」「大将」など、まだまだたくさん同義で使用される言葉はありますが、どれも上の役職として管理を行う人を総称する言葉です。
◆先輩・上長・上司……どれで呼ぶのがいいの?
自分より上の役職の人を呼ぶ際にはさまざまな呼び方があることをご紹介しました。では、どれで呼ぶのが正解なのでしょうか。どの呼び方も敬意が表された言葉なので、基本的にどの呼び方を使用しても問題はないでしょう。しかし、職場によっては「自分のことは上長と呼べ! 」とか「俺はお前の上司ではない! 」みたいなことを言われることがあるかもしれません。その場合は、言葉の意味を強調するよりも、その職場に合わせた呼び方を使用する方がよいでしょう。
◆誤った使い方には気をつけよう
中には誤った使い方をしているケースがあるのでご紹介します。公式文書やメールで「上長様」「上司様」と記載される場面を目にします。この場合、「様」はつけずに呼ぶのが一般的です。また、上長、上司以外の表現とは違い、「関係者各位」という言葉があります。「各位」という言葉が偉そうなイメージを与える言葉と思われているかもしれませんが、「各位」は大勢を対象に各人を敬う言葉です。これも同様に「各位様」のように「様」はつけないので、合わせて注意しましょう。
◆さいごに
今回ご紹介した「上長」「上司」など似たような言葉で、どちらで呼んでよいのかわからないような言葉は、意外と身の回りにたくさんあるかもしれません。その際にはまず意味を調べて間違った使い方をしていないかを確認することも大切ですが、その職場でどのように使われているか、雰囲気を察知し、時には意味とは違っても臨機応変に対応を心がけましょう。職場内で相手に不快を与えないよう周囲に気を配ることは、仕事でも一定の評価を受け、信頼を得ることにつながるはずです。
文・学生の窓口編集部
