フレッシャーズ編集部

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50代は、今までのビジネス経験や転職の有無、所属する企業や社会人としての能力によって、他の年代よりもそれぞれの年収において、ギャップを感じる年代だといえます。具体的な調査データを参考にしながら、あなたの年収を客観的に分析してみてはいかがでしょうか。


■50代の平均年収とその内訳

50代平均年収は、平成26年の統計データ「民間給与実態統計調査」によれば、50代前半で496万円、50代後半で480万円となっています。その内訳を男女別にみると、50代前半の男性の平均年収は656万円で、どの年代の男性よりも高い年収を得ていることが分かります。一方、50代後半になると、男性の平均年収は632万円となっており、50代前半をピークに年齢が進むにつれて、早期退職などの影響により、平均年収は下降線をたどることになります。一方、女性の場合では、50代前半の平均年収は291万円、50代後半の平均年収は270万円となっており、男性の平均年収とほぼ同じ増減傾向が確認できます。

仮に、四年制大学を卒業して一つの企業に勤務し続ければ、勤続年数は30年ほどを迎えるのが50代です。勤続年数別の平均年収データによれば、勤続年数30年から34年の給与取得者全体の平均年収は651万円であり、そのうち男性の平均年収は739万円、女性の平均年収は401万円となっています。勤続年数という観点からみても、50代は一生涯で年収のピークを迎える時期であることが、はっきりと統計的にも確認できています。

■50代では年収の格差を実感?!

50代では、大企業の取締役などの役員として実力を発揮する方がいる一方で、とくに要職に就かず、働きはじめてから今までの年収には、あまり大きな変化が見られないという方もいらっしゃいます。50代の平均年収の分布を見ると、その傾向は明らかです。

たとえば、年収300万円から1000万円の範囲で人口分布をみていくと、もっとも多い年収の層は600万円から700万円となっており、全体の13%を占めています。また、その前後の層である400万円〜600万円の層や700万円〜900万円の層も、100万円単位でみていくと、それぞれ10%から12%を占め、平均的に分散する傾向となっています。さらに、年収1000万円以上の層が全体の21%にのぼることも、キャリアの円熟期を迎える50代ならではの特徴だといえるでしょう。

■高い年収と生涯賃金を得られる業種とは

業種別にみた場合、年収および生涯賃金が上位を占める業種は、投資銀行業務や証券業務をおこなう金融系企業のほか、医薬品や医療機器を扱うメディカル系企業が代表的なものとなっています。これらの業種における相場としては、平均年収が600万円台後半で、生涯賃金は2億円台後半から3億円台にのぼります。そのほか、電子・電気部品を扱うメーカーやIT系企業に加え、コンサルティング系企業やシンクタンクも生涯賃金2億円を超える業種となっています。

いかがでしたでしょうか? 自分の年収、同年代と比べて高いか低いかが気になるかもしれませんが、ワークライフバランスを考え、何を優先すべきかによってもその意味合いが変わってくるものです。自分にあった道を見つけ、生き生きと50代を謳歌できたら理想的ですね。