「殺害手段や方法の残虐性は類を見ない」検察側はこう主張し死刑を求刑した。10月15日、殺人と殺人未遂の罪に問われている無職の野津英滉(ひであき)被告(28)の裁判が神戸地裁で結審した。野津被告は’20年6月、兵庫県宝塚市内の自宅で母親や弟など家族4人をボーガン(洋弓銃)で殺傷した疑いが持たれている。「野津被告はまず、1階の居間にいた祖母(当時75)をボーガンで射殺。次に浴室前で弟(同22)を撃ち、近くに住んで