韓国のコミュニティーサイト「PPOMPPU」の掲示板に「起亜車、日本撤退」とのスレッドが立てられたところ、韓国人ネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。

 起亜自動車は11日、今年3月にKIAジャパンを完全に撤退したと明らかにした。日本法人は1992年に設立されたが、日本市場で過去21年間、車両を1台も販売することが出来なかった。

 スレ主は、「信じられない、21年の間にたった1台も売れなかったとは。その方が難しいと思う」と述べた。

 韓国のネットユーザーからは、「いくらなんでも、好奇心で1台は売れると思う」、「21年の間に1台も販売できなかった法人が運営を続けたのがもっと不思議ですね。誤報でしょう」として、撤退や販売不振について懐疑的な意見が並んだ。

 また、「日本は国内のブランドがあり、あえて起亜車を買う必要がないからですね。韓国内で現代・起亜車ではなく中国車を購入する意味がないのと一緒」、「日本は自国ブランドをたくさん買うし、韓国は日本よりも品質が良くないという声もどこかで聞いた」とのコメントも飛び交った。

 さらに「KIAジャパンは車を製造・販売する法人ではなく、マツダなど、日本の部品を購入して流通させるための団体だったからでは」、「そう、KIAジャパンは日本車の動向や部品購入などの役割で活用してきた」との指摘もあった。

 起亜自動車は現在、現代自動車グループとなっているが、その現代自動車も2009年に日本から撤退した。韓国車は、日本での展開はなかなか難しいのかもしれない。(編集担当:李信恵・山口幸治)