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事務所スタッフらへの暴行の罪に問われているタレントの「デヴィ夫人」の初公判が開かれ、弁護側が起訴内容をおおむね認めました。デヴィ被告は自らについて、「瞬間湯沸かし器のようになってしまう」などと語りました。

■少しうつむいた様子で裁判所へ

古田華記者
「デヴィ被告を乗せたとみられる車が東京地裁に入ります」

一瞬だけ見えたキラリと輝くイヤリング。デヴィ夫人こと、ラトナ・サリ・デヴィ・スカルノ被告(86)。普段のりりしい姿とは一変、少しうつむいた様子で裁判所へ入りました。

デヴィ被告(2019年)
「私はパリ・ニューヨーク・ロンドン・東京、7人のこびと(恋人)がいる、白雪姫のように。グッドルッキングでお金持ちです」

デヴィ被告が問われているのは、2つの暴行事件です。

1つ目は去年2月、東京・渋谷区の飲食店で自身の事務所のスタッフに、シャンパングラスなどを投げつけた罪。今後の活動方針をめぐるトラブルが原因だったとみられます。

2つ目はその8か月後、渋谷区の動物病院で、当時マネージャーだった女性に殴る蹴るの暴行を加えた罪。体調不良だった飼い犬が死んでしまい、病院側に文句を言い出したデヴィ被告をマネージャーが止めようとしたところ、暴行を加えたとみられています。

■事務所スタッフらへの“暴行”初公判 これまでは否認も…

これまで、デヴィ被告側は“一切行っていない”などと否認していましたが、23日は…。

裁判
「2つの公訴事実に間違いはありますか?」

デヴィ被告
「…」

数秒黙ったあと、首をかしげ、ぼそっと何かをつぶやいたデヴィ被告。

弁護側
「記憶に曖昧なところはあるが、積極的に否認する趣旨ではない」

つまり、起訴内容が間違っているわけではないと、おおむね認めました。

弁護側
「ネットでは批判がありましたか」

デヴィ被告
「それは大変にも」

弁護側
「動物病院で、殴ったり蹴ったりしたことは?」

デヴィ被告
「帰ってほしいと胸を手で押したくらいはしました」

弁護側
「シャンパングラスを投げつけたことは?」

デヴィ被告
「よく覚えておりません。シャンパングラスに中身が入っていたら、持っていた私もぬれますし、相手もぬれますので」

シャンパングラスについては明言しませんでしたが。

デヴィ被告
「カッとなって、おしぼりを投げつけてしまいました」

検察側
「他に投げたものは?」

デヴィ被告
「おはし、はしおき、それも反射的に投げました」

検察側
「なぜシャンパンのような重いものは投げなかった?」

デヴィ被告
「シャンパンはかけるものですから」

■自らについて「瞬間湯沸かし器のようになってしまう」

そして、自分のことをこう表現。

デヴィ被告
「私は瞬間湯沸かし器のようになってしまう。年甲斐(がい)もなく、もっと理性を持たなければいけなかった。後悔しているし反省している」

検察側は、「被害者に激高し犯行に及んだ」などと指摘。

デヴィ被告
「暴行事件という恐ろしいタイトルで、いま自分がおかれているのが不思議。身から出たサビだと反省しています」

次回の裁判は、9月に開かれる予定です。