ULA(United Launch Alliance、ユナイテッド・ローンチ・アライアンス)は日本時間2026年5月30日に「Atlas V(アトラスV)」ロケットの打ち上げを実施しました。搭載されていたAmazonの衛星29機は、無事に軌道へ投入されたことがULAから発表されています。


打ち上げに関する情報は以下の通りです。


打ち上げ情報:Atlas V(Amazon Leo 7 / LA-07)

・ロケット:Atlas V(Atlas V 551)
・打ち上げ日時:日本時間 2026年5月30日8時53分
・発射場:ケープカナベラル宇宙軍基地 第41発射施設(アメリカ)
・ペイロード:Amazon Leo(アマゾンレオ)の通信衛星(29機)


Amazon Leoは、Amazonの衛星インターネット通信サービス、および同社の衛星コンステレーションの名称です。以前は「Project Kuiper(プロジェクト・カイパー)」というコードネームで呼ばれていました。


今回のミッション「Amazon Leo 7」は、ULAのAtlas Vによる7回目のAmazon Leo打ち上げです。ULAの発表によると、今回の29機の投入により、軌道に展開されたAmazon Leoの衛星は合計331機に到達しました。このうちULAはAtlas Vで通算197機を打ち上げており、現在軌道上にあるAmazon Leo衛星の過半数を担っています。Amazon Leoの衛星コンステレーションは、3200機以上で構成される計画です。


Atlas Vについて

Atlas Vは、ULAが運用するアメリカの大型ロケットです。今回使用された「Atlas V 551」は、機体の周囲に固体燃料ロケットブースターを5基装着し、ペイロードフェアリングの直径が5m級、上段「Centaur(セントール)」のエンジンが1基という構成を表しています。Atlas Vのなかでも最も打ち上げ能力の高い構成のひとつで、ULAによると静止トランスファ軌道へ約8.9トン、低軌道へ約18.85トンの打ち上げ能力を備えています。


Amazon Leoの打ち上げに関して、AmazonはULAへ合計9回のAtlas Vを発注しています(このほかに後継機「Vulcan Centaur(ヴァルカン・セントール)」を38回発注)。ULAによると、次回のAtlas VによるAmazon Leoミッション「Amazon Leo 8」は2026年7月にケープカナベラル宇宙軍基地から打ち上げが予定されています。


関連画像・映像

【▲ ケープカナベラル宇宙軍基地から打ち上げられたAtlas Vロケット(Credit: ULA)】

 


文/sorae編集部 速報班 編集/sorae編集部


関連記事ロケット打ち上げ情報世界の主要ロケット一覧世界のロケット打ち上げ推移(1957〜2025)アリアンスペースが「アリアン6」でAmazon Leoの衛星32機を打ち上げ参考文献・出典United Launch Alliance - United Launch Alliance Precisely Delivers Seventh Amazon Leo Mission, Advancing Constellation Toward Commercial ServiceSpaceflight Now - ULA launches 29 Amazon Leo satellites on Atlas 5 rocket from Cape CanaveralSpace.com - Atlas V rocket launches 29 Amazon Leo internet satellites to orbitGo4Liftoff - Atlas V 551 | Amazon Leo (LA-07)