スポニチ

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 ラグビーのリーグワンは、5月30、31日にプレーオフ準決勝を行う。27日は、埼玉(レギュラーシーズン=RS=2位)が、熊谷ラグビー場で調整。2人のWTBも、東京ベイ(RS3位)戦に向けて確認作業を行った。

 今季12トライで、チームトライ王のWTB竹山晃暉(29)は「もともと派手なことが好き」と言いつつ、「今、必要なのはそこじゃなくて、チームのために、どこまで体を張れるか」と話す。「先制パンチができるように」と開始からトライを狙っていく。

 RSを振り返って「(トライの)チャンスは全部、押さえられたと思う」と言う。「トライできる」と思った場面は、すべて決め切る状況判断と決定力が、今季の活躍を支える。「そこは強みとして、自分の仕事を全うしたい」と話した。

 私生活でも、3月にマクニッシュ怜子さんと結婚した。自身のSNSに「生き方、考え方が変わった」と記すほどの出会いが、竹山をこれまで以上に突き動かす。「大切な存在がいるので、さらにエネルギー、シナジーとなっている」と充実した表情を見せた。

 その竹山や、長田智希(26)らと交代で後半に登場し、圧倒的なスピードを見せるのが、WTBモーリス・マークス(24)だ。南アフリカ出身で、東洋大を経て今季から埼玉入り。RSは15試合に出場した。

 「授かり物」という快足は、100メートルの自己ベストが10秒90。高校時代は南アの全国大会で3位に入った実績も持つ。「陸上の練習が嫌い」でラグビーに取り組んだが、そのスピードは当然、大きな武器だ。

 「他の人が疲れたときに、エネルギーを伝えることを心がけている」と後半にチームを鼓舞する役割は自覚している。それだけでなく、抜群のスピードは相手にとっても脅威で、ボールを持つと熊谷ラグビー場がどよめくようになった。

 今季は2トライ。「みんなトライをしたいと思っていると思う。でも、トライをとれなくても、後半にチームをブーストさせ、自分の役割を果たせたらいい」。

 ここ2シーズン、東京ベイとの対戦は2勝1分け1敗。引き分け以外の3試合も、2点差が2度、4点差が1度と必ず接戦になっている。そんなライバルとの試合では、モーリスのスピードが大きな切り札になる。