「もしイマナガがいなかったら…」カブスの“決断”を米メディアが再評価 今永昇太のQOは「最高の形」 タッカー放出で「大惨事を回避」

写真拡大

安定したピッチングを続ける今永への評価は高い(C)Getty Images

 ナ・リーグ中地区首位を快走するカブスは、今季のメジャーで屈指の好スタートを切ったチームの1つに挙げられる。この1か月の間で10連勝を2度記録するなど、目覚ましい躍進を続けている。

【動画】「これが恐怖を耐え抜いた男の顔」米投球分析家が注目した今永昇太の“表情”を見る

 好調を維持するチームの原動力となっている1人が、ここまで4勝を挙げている今永昇太だ。8試合の先発でクオリティスタートを5度達成しており、投球イニング47回1/3と防御率2.28はいずれもチームトップの数字。今季、抜群の安定感を誇る日本人左腕はまさにカブスのエースとして、シーズン序盤のマウンドに登っている。

 球団専門メディア『FANSIDED CUBBIES CRIB』でも、ここまでの今永のパフォーマンスを高く評価する。現地時間5月12日、同メディアは昨オフでのカブスの補強や選手の移籍について論じる特集記事を掲載しており、「カブスが今季へ向けて下した“正解”と言える3つの決断」の1つに今永との再契約を挙げた。

 昨季終了後、一旦、フリーエージェント(FA)となった今永に、球団側はクオリファイング・オファー(QO)を提示。今永はそれを受諾する形で単年契約を締結している。再契約に至る一連の経緯を同メディアは振り返っており、「昨オフのイマナガを巡る判断について、カブスは結果的に“最高の形”へと転がせたように見える」と綴っている。また一方では、QO以前に複数年の球団オプションを破棄した判断にも触れており、「シーズン終了時には大失敗と見なされる可能性すらある」と主張。

 その上で同メディアは、「とはいえ、現時点ではQOでイマナガを残留させたことは大成功だった」と述べ、「もしイマナガが現在カブスにいなかったとしたら、チーム状況はまったく違うものになっていただろう」と評価している。

 トピックでは他にも、FAでドジャースへ移籍したカイル・タッカーが本調子ではない現状を踏まえ、カブスが長期契約に踏み切らなかった判断について、「大惨事を回避したようにも見える」などと指摘。さらに、現在ブレイク中のマイケル・コンフォート獲得も、オフの成果に位置付ける。同メディアは、「ここ数週間はスタメン出場の機会も増え、モイセス・バレステロスの不振を補う存在となっている。長年コンフォートを高く評価してきたカブスにとって、まさに理想的な展開だ」と見解を示している。

 現在までの結果を見る限り、今永を中心とした補強面での的確な判断が好成績に結びついていることは確かだ。ここ数年見られなかったほどの快進撃を続けるカブスの勢いは、まだしばらく止まりそうにない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]