代名詞にもなった「クイーン」の肩書。SNSにアップすると思わぬ反応もあるという(撮影・徳重龍徳)

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西永彩奈インタビュー中編

 今年5月をもって18年間のグラビアアイドルの活動から卒業すると発表した西永彩奈(30)。現在は雑誌「クリーム」の副編集長を務める彼女に、お飾りではない仕事ぶりから、職人芸ともいえるこだわりを聞いた。

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――西永さんは現在、雑誌「クリーム」の副編集長ですが、何歳くらいから出ていたんですか。

西永:中学生のときはライバル雑誌の「チューボー」に出ていたので、その縛りもあって、高校2年生の時に初めて「クリーム」に出たんです。ただ、その時はあまり編集長に響かなかったみたいで1回で終わりました。今の事務所に移籍した後の高校3年生の頃にもう一回声がかかって、そこからはずっと出ています。

代名詞にもなった「クイーン」の肩書。SNSにアップすると思わぬ反応もあるという(撮影・徳重龍徳)

――先日、Xでクリームの撮影の動画をアップしていましたが、職人芸のようにチラリと見せていて驚きました。

西永:私のPチラ動画はいろんな子に「あの動画をめっちゃ見て練習してます」って言われます(笑)。あれはクリームに出始めた頃から学んだ技術なんですよ。22歳ぐらいの時から「Pチラクイーン」と書いてくれるメディアがあって。「確かに言われてみたら私めっちゃPチラしてるかも」と思って。 私はDVDでいつも制服のシーンが必ずあって、そこではPチラをしていたんですが、確かに私みたいに毎回している子はいないんだって思って(笑)。

「クイーン」ゆえのこだわり

――実際は下は水着というケースも多いですが、やがて西永さんの代名詞になります。

西永:それまで私には肩書が何もなかったから「Pチラクイーン」というものが一個できて、じゃあPチラに特化しようと思って。それからXのフォロワーが1,000人増える度に「お礼のPチラです」と写真を載せていたんです。そうしたら、次の日も1,000人増えている、次の日も1,000人増えているとフォロワーがどんどん増えていって、ほぼ毎日写真を上げていました。短期間のうちに3万人ぐらい増えているはずです。

――効果が凄まじいですね。クイーンの西永さんにはこだわりはあるんですか。

西永:Pチラは、やっぱりロマンなんです。 だから見える三角形はちっちゃければ、ちっちゃいほどかわいいなと思っているんです。自分でスカートをたくし上げて見せるものもありますが、それよりは自然な動きの中で気付かずに「えっ、見えちゃったんですか」というのがいいですね。写真で見ると楽しそうな感じの中で見えちゃってるよ、みたいな。

――無防備感がないとダメなんですね。

西永:そうなんです。だから自分でめくるやつの場合は笑顔よりは、ちょっと恥ずかしそうにするのがいいですね。逆に座っている時はなるべく笑顔で、見えてますけど気づいていないですとやるのがこだわりです。

――奥が深い。

西永:PチラをXに載せていた時にすごく勉強になりました。見えすぎていると、「モロ警察」が来るんですよ。

――何ですか、それ?

西永:写真に対し「これはモロです。チラではありません」とリプがつくんです(笑)。私も男性脳にはなっているはずだけど、まだまだそこまで行けてないんだって勉強になりました。

 あとXの数字も本当に見えすぎているものよりも、座っていてお肉とかで隠れてのチラの方がめっちゃ伸びるんですよ。ぶっちゃけ白いものがチョンでもあると「あれっ?」とみんな見てくれるんです。

なぜ副編集長に?

――先ほども話しましたが現在は「クリーム」副編集長も務めています。きっかけはなんだったんですか。

西永:4年前のエイプリルフールで「編集長になります」とXで投稿したのが、思った以上に反響があったんです。ちょうど「クリーム」も30周年だったこともあって、編集長と話してやることになりました。

――1日警察署長のようなキャンペーン的なものだと思っていたんですが、実は副編集長としてきちんと実務をこなしているんですよね。キャスティングの仕事などをしていると聞いています。

西永:昨日も朝から撮影に行って、メイキング動画を撮ってました。クリームの付録のDVDは、全部私がメイキングを撮って全部編集しているんです。あと女の子の中にはマネージャーさんがついてこない子もいるのでオフショットを撮ってあげたり、女の子のケアもしています。

 キャスティングは連絡自体は編集長がするんですが、例えば船岡咲ちゃんは「クリーム」には出たことがなかったところ、私がマネージャーさんに連絡をして出演を決めました。

 昔から他の事務所のマネージャーさんによく連絡先を聞かれるタイプだったんですよ。それでスタッフさんとマネージャーさんが集まる飲み会に一人だけタレントで呼んでもらえたりして。私はもう芸歴も長いから気を使わなくていいし、勝手に帰るから楽なんだと思います。

「制服を着ているのは、ちょっとやばいんじゃないか」

――グラビアから引退しますが、副編集長はやめない?

西永:やめないです。ただ制服を着るのはもう限界かなと思ったのも引退の理由の一つです。ファンのみんなは褒めてくれるんですよ。この間クリームの表紙をやった時も「本当に制服似合うよね」「やっぱり現役感あるよね」と言ってくれるんです。ただ冷静に考えたら20歳の子がいっぱい載っている雑誌に30歳の私が制服を着ているのは変かなって。

 このままやっていたら35歳で制服を着ても「もうやめときな」と言ってくれる人が多分いないんですよ(笑)。みんな内心では「痛いのにな」と思っているのにやめないのはどうかなと思って。35歳になって「はい私、現役です」という感じで制服を着ているのは、ちょっとやばいんじゃないかなと思ったのもグラビア卒業を決めた理由の一つですね。

――いつ頃から幼い感じを売りにしようと考えていたんですか。

西永:23歳でグランプリを取った「サンスポGoGoクイーン」のオーディションの時には、もうロリに振り切ろうと思ってました。あと先輩グラドルの浜田翔子さんがグラビアを引退された時に、かわいい衣装をいっぱい譲っていただいて、その中の衣装にロリっぽいものもすごく多かったのも、ロリっぽく行こうと思ったきっかけでした。

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【記事後編】では、DVD50本を達成したグラドル人生の最終章、卒業を決めた理由、そして今後やりたいことについて語ってくれた。

徳重龍徳(とくしげ・たつのり)
ライター。グラビア評論家。ウェブメディアウォッチャー。大学卒業後、東京スポーツ新聞社に入社。記者として年間100日以上グラビアアイドルを取材。2016年にウェブメディアに移籍し、著名人のインタビューを担当した。その後、テレビ局のオウンドメディア編集長を経て、現在はフリーライターとして雑誌、ウェブで記事を執筆している。著書に日本初のグラビアガイドブック「一度は見たい! アイドル&グラビア名作写真集ガイド」(玄光社)。noteでマガジンを連載中 X:@tatsunoritoku

デイリー新潮編集部