サラ副大統領=ロイター

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 【ハノイ=竹内駿平】フィリピン下院は11日、ロドリゴ・ドゥテルテ前大統領の長女サラ副大統領の弾劾(だんがい)訴追を決めた。

 今後、上院で開かれる弾劾裁判で、罷免(ひめん)の可否が判断される。

 サラ氏は2028年の次期大統領選挙の有力候補で、今年2月に出馬を表明した。弾劾裁判の結果は出馬の可否に直結する。

 サラ氏には公金の不正使用疑惑などが浮上し、昨年2月にも下院が弾劾訴追を決めた。しかし、訴追手続きを違憲とした最高裁の決定を受け、上院が昨年8月に訴追停止を決定。市民団体などが今年、再び弾劾を申し立てていた。

 11日の採決では、訴追に必要な下院議員(318人)の3分の1を上回る257人が賛成した。弾劾裁判で上院議員24人の3分の2以上が賛成すれば罷免され、公職に就けなくなる。