山形放送

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おととし7月の豪雨災害で大きな被害が出た酒田市の八幡地域で、防災機能を強化した新しい体育館が完成し、9日に竣工記念式典が行われました。

改築されたのは、酒田市観音寺の八幡体育館です。1974年に建てられた以前の体育館は、現在の耐震基準を満たしておらず、おととしから改築工事が進められてきました。おととし7月の豪雨災害で、3か月間、工事が止まりましたが、4月17日に、無事竣工しました。
7月の災害を教訓に、建物の基礎を1メートルほどかさ上げしながら敷地を緩やかな斜面にしてバリアフリーを実現しました。また、バスケットボールのコートが2面取れるアリーナと、壁面が鏡張りになっていてダンスなどにも使えるフリーエリアには、弾力のある樹脂製の床材が使われ、耐久性や断熱性が高く、館内は冷暖房も完備しました。

地域の体育施設としての機能に加えて、避難所としての使用を想定したものです。アリーナには大型の開口部が設けられ、車両の乗り入れも出来るため、災害時には緊急物資の集積場所としての役割を果たします。万が一の浸水時にも速やかに機能を回復出来るよう、電源のコンセントはすべて、床から60センチの高さに取り付けられました。大規模停電時には、小型発電機を3台まで接続出来る非常用電源盤が用意され、館内の照明や通信機器などに電力を供給出来ます。総工費は、前の体育館の解体費用も含めて、およそ10億6600万円です。
9日に行われた竣工記念式典では、酒田市の矢口明子市長が「ここが安全安心の拠点となり心強く思う」とあいさつしました。

観音寺コミュニティ振興会 羽根田篤会長「今度は心配なく第1次避難所としてみんなが避難して来られる 過ごせると思いますので うれしいです」

竣工を祝って、市内の一輪車演舞グループ「酒田ユニサイクルケセラ」のメンバーが華麗な演舞を披露し、会場から大きな拍手が送られていました。