川で中学生が溺れ死亡 水の事故を防ぐには 水難学会の専門家に聞く
福岡と大分の県境を流れる山国川で、男子中学生が溺れて死亡しました。川での事故を防ぐポイントを専門家に聞きました。
警察や消防によりますと、6日午後4時ごろ、山国川の福岡県上毛町と大分県中津市を結ぶ恒久橋の近くで「男性が川に流されて上がってこない」と一緒にいた友人から通報がありました。
消防が駆けつけ付近を捜索したところ、通報からおよそ30分後に川で1人を発見し救助しましたが、その後、死亡が確認されました。
近年、川で発生した水難事故の関係者は、特に中学生以下で多い傾向です。
おととし1年間でみると、全体的には海での水難事故の件数が多い一方で、中学生以下に限ると川での発生件数が6割を超えています。
水難事故の原因などを調査している水難学会の理事、斎藤さんは、事故を防ぐためには川の深さを確認することが必要だと指摘します。
川の場合、急に深くなる場所があるためです。
■水難学会 理事・斎藤秀俊さん
「水の深さを確認して入る癖がついていないと、勢い余って飛び込んで事故を起こすことになります。」
こちらは、専門家の協力のもと、川の事故の危険性を検証した映像です。
川の水は透明で水深が浅く、流れは緩やかに見えますが、川の向こう岸まで渡ろうとすると急に流されてしまいました。
水中の映像を見ると、急に深くなり、川底に足が届かなくなっていることが分かります。
このように、急な深みで溺れる事故は川が最も多く、深さを確認することが必要です。
また、斎藤さんは海と比べて身近にある川は、遊びに出かけるハードルが低いため、中学生以下の事故が多いと指摘します。
■斎藤さん
「子ども同士で行ってしまうと、どうしても悪ふざけが出てきます。楽しいから、ついついやってしまうことがある。じゃあどうするかといったら、まず基本的に子ども同士では川に遊びに行かない。もう口酸っぱくして言うしかない。」
また、斎藤さんは「梅雨のシーズンは雨が降る日が多くなるため、前日に雨が降った時や雷が鳴るなどの悪天候の時は、川に近づかないようにしてほしい」と注意を呼びかけています。
