今季は英2部で二桁をマークした大橋。際立つ活躍ぶりだった。(C)Getty Images

写真拡大

 イングランド2部でシーズン二桁得点を記録した日本人ストライカーが、日本代表には定着できていない。この事実に、韓国メディアが驚きを持って注目している。

『Best Eleven』は「衝撃! 日本人初“英国シーズン10ゴール”のFW、代表には選ばれもしない...“競争高度化”日本代表チームのスカッド」と見出しを打ち、日本代表の選手層の厚さを考察した。

 記事で取り上げられたのは、ブラックバーンに所属する大橋祐紀だ。「今季は所属チームで最高の活躍を繰り広げた」としながらも、「しかし、彼は日本代表チームとは縁が深くない。日本の分厚いスカッドが改めて実感させられる」と綴る。

 大橋は2025-26シーズン、チャンピオンシップでプレー。同メディアは「オム・ジソン、ペ・ジュノ、ヤン・ミンヒョク、ペク・スンホ、チョン・ジヌなど多くの韓国代表クラスの選手がプレーするレベルの高い舞台」で、「大橋は所属チームで“エース”の役割を果たした」と称賛した。

 さらに「一度も揺らぐことなくブラックバーンのために戦った」と、チームで唯一、リーグ戦の全46試合に出場した、その貢献度を高く評価している。

 10ゴールをマークし、2季連続でチーム内得点王に輝いた。「日本人選手として初めて、英国2部リーグで二桁得点を達成した選手としても記録された」と、その歴史的快挙も伝えた。
 
 しかし、これほどの実績を残しながらも、大橋は日本代表とは距離が遠い。その理由を『Best Eleven』は「競争があまりにも熾烈だからだ」と分析する。

 大橋の日本代表としての出場記録はわずか2試合。北中米ワールドカップのアジア予選で招集され、インドネシア戦で11分、オーストラリア戦で69分、プレーしたのみ。その後は声がかかっていない。

 同メディアは「イングランド2部で10ゴールを決める選手が代表チームに定着できていない。改めて日本の選手層は厚い」と指摘。大橋のポジションには、より強力な選手たちがいるとして、フライブルクの鈴木唯人、ボルシアMGの町野修斗、セルティックの前田大然、フェイエノールトの上田綺世、NECの小川航基、ヴォルフスブルクの塩貝健人、シント=トロイデンの後藤啓介といった名前を列挙した。

 さらに、日本代表に招集されていない欧州組のFWとして、ザンクトパウリの原大智、ラス・パルマスの宮代大聖、プロイセン・ミュンスターの山田新といった選手もいることに触れ、「選手たちにとっては競争が非常に厳しい状況にならざるを得ない」と見解を示す。

 また、MF陣も三笘薫(ブライトン)、堂安律(フランクフルト)、鎌田大地(クリスタル・パレス)、田中碧(リーズ)、中村敬斗(スタッド・ドゥ・ランス)など、すべて欧州組で構成されていると紹介。「スカッド全体に視野を広げても、ゴールキーパーのポジションを除いては、ほぼヨーロッパでプレーする選手だけで構成されている。日本代表をヨーロッパの代表チームと見なす根拠だ」と論じた。

 この熾烈な競争を踏まえ、記事は森保監督にとって「幸せな悩みが続くしかない」と締めくくっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【画像】史上初のモノクロエンブレム&三つ葉ロゴが31年ぶり復活!日本代表の新アウェーユニホーム