1日、「一念敦煌」石窟芸術展で彩色塑像の制作工程について学ぶ来場者。(広州=新華社記者/膺璇)

 【新華社広州5月4日】中国広東省広州市の広州芸術博物院(広州美術館)で1日、「一念敦煌」石窟芸術展が始まった。敦煌研究院、同博物院などの共催で、会期は10月31日まで。敦煌莫高窟(ばっこうくつ)の開削と造営、保護から革新に至る千年の歩みや敦煌芸術の魅力と伝承を紹介しており、壁画の模写や星座をテーマにした双方向型の体験プログラムもある。

 敦煌研究院美術研究所の韓衛盟(かん・えいめい)所長によると、莫高窟の中でも特に芸術的価値の高い七つの代表的な洞窟を選び、最新のデジタル技術を用いて寸法、壁画の細部、彩色塑像の造形まで原寸大で忠実に再現した。

1日、「一念敦煌」石窟芸術展を鑑賞する来場者。(広州=新華社記者/膺璇)

 各洞窟に専門的な解説が添えられ、来場者は歴史的背景や芸術性、文化的意義を深く理解することができる。韓氏は「新たに制作された壁画の模写や彩色塑像の複製品、敦煌文化を題材にした革新的な作品など計151点を展示することで、洞窟の当初の姿と芸術的本質を再現し、敦煌芸術に関する最新の研究成果を包括的に紹介している」と語った。

 キュレーターの王鵬(おう・ほう)氏は「展示を通じて壁画の色や雕塑の復元過程を詳しく知り、截金(きりかね=細く切った金箔をあしらう)、瀝粉貼金(れきふんちょうきん=のりと金箔で立体感を出す)の技法について理解を深め、伝統文化を身近に感じられる」と説明した。(記者/膺璇)

1日、「一念敦煌」石窟芸術展で、原寸大で復元された敦煌莫高窟第285窟の前に列を作る来場者。(広州=新華社記者/膺璇)
1日、「一念敦煌」石窟芸術展で壁画の彩色を体験する来場者。 (広州=新華社記者/膺璇)
1日、「一念敦煌」石窟芸術展を鑑賞する来場者。(広州=新華社記者/膺璇)