ティショットで“初”の直ドラも「いい当たりでギリギリ」 石川遼は攻める1Wで上昇
午前6時39分に再開された第2ラウンドの最終18番パー4で、石川は早朝から集まったファンを沸かせるプレーを見せた。3打目はグリーン奥のカラーから16メートル。「3パットしても予選は通りそうだったんで、すごい手前にショートするよりも、多少オーバーしてもいいかなという感じで丁度良かったですね」。するとこれがカップイン。両手を挙げてのガッツポーズにギャラリースタンドから大きな歓声が上がった。 インスタートとなった第3ラウンドは出だしから積極的に攻めた。2日目までミニドラや3UTを使っていた10〜12番でいずれも1Wを使用。「成功すれば、50ヤード以内のところに持っていける。グリーンも雨で少し軟らかくなっているので、ラフからでも止められるので使いました」。バーディパットこそ決まらなかったが、序盤から計算通りのプレーでチャンスを作り続けた。 安定感に加えて、ドッグレッグの1、16番は高弾道のミニドラで林越え、18番は1Wの直ドラとバリエーション豊富なティショットを披露。「18番はミニドラだとつかまった時に左のバンカーに届きそうだったので直ドラにしました。左から低いフェードで攻めて、つかまってもだいぶ手前にキャリーするのでラフで止まると思ったんですけど、いい当たりでギリギリでしたね」。3ミリ程度の低いティアップで打ったことはあるが、ティショットでの直ドラは石川自身も記憶にないという。 上り調子で迎える最終日は8打差を追う展開。「まだ分からないかなと思いますし、出だしの5〜6ホールをアンダーパーでプレーして、後半に向かっていくような展開にしたいですね」。16年前に叩き出した「58」の記憶は全員の脳裏に刻まれているはず。序盤からスコアを伸ばし、少しでも上位陣にプレッシャーをかけたいところだ。(文・田中宏治)
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