プーチン氏、対独戦勝記念日に一時停戦の用意と表明…米露電話会談でイラン情勢での協力も申し出
【ワシントン=池田慶太】米国のトランプ大統領とロシアのプーチン大統領は29日、電話会談した。
露大統領府の発表によると、プーチン氏は、ウクライナ情勢を巡り、5月9日の旧ソ連の対ドイツ戦勝記念日に合わせ、一時停戦する用意があると表明した。
露側によると、電話会談はプーチン氏の要請で、1時間半以上行われた。
トランプ氏は会談後、ホワイトハウスで記者団に、自身も一時停戦を提案したと明らかにした。米国は、ロシアとウクライナの和平交渉を仲介しているが、3国による高官級協議は、イラン情勢を受けて再開のめどが立っていない。
露側の発表によると、トランプ氏は米政権が露ウクライナと接触を続ける考えを示したという。
イラン情勢に関しても意見を交わした。
プーチン氏は、トランプ氏がイランとの停戦延長を発表したことについて「正しい決定だ」と述べ、交渉による平和的解決に向け協力を申し出た。戦闘が再開すれば「国際社会全体にとっても、極めて悲惨な結果をもたらす」と強調し、イランへの米軍地上部隊派遣にも反対の立場を示した。
プーチン氏は、イランの核開発に関する対立を解消するため、複数の提案を行ったという。トランプ氏は記者団に、「(プーチン氏に)私を助ける前に、あなたの戦争を終わらせたいと伝えた」と説明した。
