夏場のお弁当作り「食中毒の予防」で意識したい3つのことと「傷みにくいおかず」レシピ

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今年は春から夏にかけて平年より気温が高い傾向が続く可能性があるといわれていますが、気温や湿度が高くなると食中毒のリスクも高まりますよね。特に、作ってから食べるまでに時間があくお弁当や作り置きは、細菌が繁殖しないように注意しないといけません。

そこで今回は、傷みにくいお弁当おかずのおすすめレシピと、夏場のお弁当作りで気をつけたいポイントを紹介します。教えてくれたのは、簡単&栄養満点なおうちごはんを提案しているおうち料理研究家・料理ブロガーのちゃんちーさん(Instagram@chan.chan_chii)。子どもたちにお弁当を持たせる際、ちゃんちーさんが実践している保冷の工夫も教えてもらいました。

食中毒を防ぐ、日々のちょっとした工夫

過ごしやすい気候になりましたが、夏に向けて気温が上がり始めるこの時期。普段のお弁当に加えて、行楽や部活などに持っていくお弁当を作る機会が増える方もいらっしゃると思います。

今年4月から我が家も夫の職場の異動に伴い、毎朝のお弁当作りが始まり、これまで以上に“毎日続けられること”と“安心して食べられること”のバランスを意識するようになりました。

お弁当と朝ごはん作りでバタバタする朝は、少しでも時短になるようにと、袋から出して詰めるだけでOKなおかずや食材を活用することがあります。その中のひとつに、ちくわ、かまぼこがありますが、これらはそのまま食べられるので便利な反面、実はそのまま詰めることで傷みやすくなってしまうこともあるのです。

ほんの少しの工夫ではありますが、これから気温が高くなる季節は「一度しっかり加熱する」「水分をできるだけ残さない」などといった、食材の扱い方を少し意識するだけでお弁当の安心感はグッと変わってきます。

とはいえ、食中毒を気にするあまり味気ないお弁当になってしまうのはちょっと残念。そこで今回は、手軽だけどしっかり美味しく、さらに食中毒予防にもつながるお弁当おかずを紹介します。それは、「ちくわチーズのはちみつ梅焼き」です。

ちくわはそのまま使える便利な食材ですが、お弁当に入れる際は一度しっかり加熱することがポイント。傷みにくくなります。また、調理の仕上げに水分をしっかり飛ばすことで菌が増えにくい状態に整えることができます。そして、味のポイントにもなっている梅にはクエン酸が含まれているので殺菌・抗菌作用にも期待できます。

食中毒予防のために意識したいのは、日々のちょっとした工夫です。「そのまま入れられる食材ほど一度加熱すること」、「調理の最後にしっかり水分を飛ばすこと」、そして「完全に冷ましてから詰めること」。この3つを意識するだけでも、お弁当の安心感は大きく変わります。特に忙しい朝は、「いつもの食材をどう扱うか」もとても大切だと感じています。

お弁当を作り終えたら、持ち運び時の対策も。我が家の子どもたちはラグビーを習っているのですが、練習や試合の日にお弁当を持たせる際、保冷にも気を配っています。

例えば、保冷剤をお弁当の上にのせることで効率よく冷やし、冷気が下に流れる性質を活かしています。また、凍らせたタオルやゼリー、フルーツを保冷剤代わりに取り入れたり、クーラーボックスの中にアルミシートを入れて直射日光を避けるなどして、温度の上昇を抑える工夫もしています。 こうした小さな工夫の積み重ねが、お弁当をより安心して楽しむことにつながると感じています。

気温が上がるこれからの季節も「美味しさ」と「安心」のどちらも大切にしながら、無理なく続けられるお弁当作りを楽しんでいきたいですね。

「ちくわチーズのはちみつ梅焼き」レシピ

ちくわの中にチーズを詰めることでコクと満足感が加わり、冷めても美味しく食べられる一品にしています。ちくわだけでも美味しく作れますが、ちくわとチーズの組み合わせはたんぱく質も補えるため、部活やスポーツ後のお弁当にもおすすめです。

〈材料〉2〜3人分

・ちくわ 4本

・プロセスチーズ 適量

A)梅干し 1〜2個

A)はちみつ 小さじ2〜3(お好みで調節)

A)醤油 小さじ2

〈作り方〉

【下準備】梅干しの種を取り除き、包丁で叩いて崩したら(A)の調味料と混ぜ合わせておく。

【1】ちくわにチーズを詰め、食べやすくカットする。※カットしてからチーズを詰めてもOK。

【2】フライパンで軽く焼き、全体に焼き色がつくまで中火で焼く。

【3】焼き色がついてきたら(A)を加えてタレを全体に絡ませる。

【4】タレが馴染んで水分が飛んだら完成。

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