【テレビ業界へのインパクト大】『ラヴィット!』総合演出交代で予算削減、ロケ激減スタジオ企画中心に
『ラヴィット!』リニューアルで何が変わる?
『ラヴィット!』(TBS系)の2代目プロデューサーを務めた村居大輔氏が、3月最終週の放送をもって番組を離れることを自身のXで明かした。
「’25年1月から総合演出を務めていましたが、異動で制作から外れることになったみたいですね。この人事の影響なのか、一部で『ラヴィット!』がリニューアルすると報じられましたが、大幅な改革は行いません」(TBS関係者)
″日本でいちばん明るい朝番組″をコンセプトに、コロナ禍が落ち着きを見せ始めた’21年春にスタート。スタジオに芸人やタレントたちを大勢集めて盛り上がる″朝のバラエティ″は新鮮で、お笑いファンを中心に支持を拡大していった。
「番組公式キャラクター・ラッピーのグッズを中心とした期間限定ショップ『ラッピーデパート』は大盛況でした。番組レギュラーによる音楽・お笑いライブ『ラヴィット!ロック』も好評でしたが、出演者や関わるスタッフが多すぎて、チケットが完売しても収支はトントンだったようです(笑)。
見逃し配信も好調ですが、視聴率自体は伸び悩んでいるため、総合演出が変わるタイミングで予算が削減されることになったようです。春以降はロケが激減し、スタジオで完結する企画が増える予定です。レギュラーメンバーも今後、減らす方向だといいます」(前出・TBS関係者)
今でこそ人気番組となっているが、「放送開始当初は業界内の評判が悪く、しかも低視聴率で、すぐ打ち切りになる」と放送作家は見ていたという。
「バラエティなのか情報番組なのかわからない中途半端な内容で、迷走していましたからね。番組の方向性と人気を決定づけたのは、’21年10月に放送された『水曜日のダウンタウン』とのコラボ企画でした。あのちゃんを『野性爆弾』のくっきー!(50)や千原ジュニア(52)ら腕っこき芸人5人が遠隔操作して″レギュラーメンバーより大喜利で笑いを取る″という攻めた内容。一気にお笑いファンを取り込みました」
制作会社ディレクターも激賞する。
「短いVTRも丁寧に作られていて、バラエティの教科書的存在ですよね。若手スタッフに″勉強になるから見ろ″と指導しているプロデューサーもいますよ。青木マッチョ(30)など、番組発の人気芸人を輩出しているのも強み。
クズ芸人のイメージが強かった『相席スタート』山添寛(40)も大喜利の強さや生放送の対応力の上手さが『ラヴィット!』で認知され、業界内の評価が急上昇しました。各局、キャスティングの参考にしていますし、″ギャラは二の次でいいから、とにかく出したい″という芸能事務所も多い」
大幅なリニューアルこそないものの、総合演出の交代によって番組のカラーが変わる可能性はある。
「ここ数年、『ラヴィット!』に出演しているTBSのアナウンサーが『好きなアナウンサー』ランキングの上位を占めています。それは自局アナをタレント売りすることがタブー視されるなか、『ラヴィット!』がアナウンサーの個性を引き出してくれているから。そこは変えずにいてほしいですね」(前出・放送作家)
視聴率的に苦戦していても、″朝のバラエティ″がテレビ業界に与えたインパクトは大きいのである。
『FRIDAY』2026年4月17・24日合併号より
