41年前に乗客乗員520人が犠牲となった日航機墜落事故の記憶を語り継いでいこうと、藤岡市で講演会が開かれました。

この講演会は日航機墜落事故で、延べ266人が遺族の支援にあたった藤岡市のボランティア連絡協議会がまいとし開催しているものです。ことしは日航機が墜落した事故現場の御巣鷹の尾根を20年にわたって管理する黒沢完一さんが登壇しました。

山の整備や遺族との交流について紹介した黒沢さんは、大切にしている思いとして「慰霊の山が冷たい山になってはいけない」と話しました。また、時がたつとともに遺族の多くは、事故を恨むよりも事故後の家族の話をする機会が増えていると実感を伝えました。

520人が亡くなった場所として「山を軽はずみに変えることができない」という思いから、冬の間も御巣鷹の尾根を整備していることを伝えると、参加者から驚きの声が上がっていました。

参加者は、メモを取りながら熱心に話を聞き、悲惨な事故の犠牲者や遺族に思いを馳せていました。