1900億ウォン超の不当利益か “BTS生みの親”に韓国警察が逮捕状請求 資本市場法違反の疑い「利益50億ウォン超で最大無期懲役」の厳罰規定

写真拡大 (全2枚)

韓国警察が、BTSらが所属する芸能事務所HYBE(ハイブ)の上場過程において、新規株式公開(IPO)を前に投資家を騙して株式を売却させた疑いを持たれている同事務所議長のパン・シヒョク氏に逮捕状を請求した。

【関連】パン・シヒョク氏、韓国の「株式富豪」TOP10入り…その額は?

ソウル警察庁・金融犯罪捜査隊は4月21日、資本市場法違反(詐欺的不正取引)の疑いを受けるパン氏に対し逮捕状を請求したと明らかにした。

パン氏は2019年、HYBEの投資家らに対し「株式上場の計画はない」と欺き、自身の知人が設立したPEファンド(プライベート・エクイティ・ファンド)にHYBEの株式を売却させた後、上場させた疑いを持たれている。

パン氏は、PEファンド側と事前に結んでいた株主間契約に基づき、上場後の売却益の30%を受け取り、約1900億ウォン(日本円=約205億円)に上る不当な利益を得たという。

パン・シヒョク氏(写真=時事ジャーナル)

韓国の資本市場法は、非上場株式を含む金融投資商品に関連し、虚偽の手段で財産上の利益を得たり、不正な計略を用いたりする行為などを禁止している。これに違反して50億ウォン(約5億3995万円)以上の利益を得た場合、最大で無期懲役または5年以上の懲役に処される。

警察は2024年12月に関連情報を入手して立件前の調査(内偵)に着手し、昨年6月30日には韓国取引所を家宅捜索してHYBEの上場審査に関する資料を確保した。

続いて、同年7月24日にはソウル龍山区(ヨンサング)のHYBE本社などに対しても家宅捜索を行った。

警察は昨年9月15日と22日の2回にわたり、パン氏を召喚した。現在、パン氏は出国禁止処分を受けている。

パン氏は当該の疑惑に対し、初期投資家を欺いたのではなく、投資家側の要請による取引だったと主張している。また収益の分配については、投資家側が先に提示した条件だったと述べた。

(記事提供=時事ジャーナル)