トラの資料写真。[中央フォト]

写真拡大

ロシアのサーカス公演中、トラが脱出して観客の間を動き回るという、通常ではありえないような事故が発生した。

現地時間19日、「61.RU」など現地メディアによると、事故はこの日、南部ロストフ・ナ・ドヌで公演中だったドヴガリュク・サーカス(Dovgalyuk Dynasty Circus)で起きた。

事故は円形舞台の周囲を囲んでいた保護用ネットが突然床に落ちたことから始まった。

当時、舞台の上では3頭のトラが椅子に座って公演の準備をしていたが、突然の状況に驚いた1頭が素早くネットの外へと抜け出した。

脱出したトラは直ちに客席へと向かった。現場にいた子供たちと保護者は恐怖でその場を動けなくなったり、急いでその場を離れたりした。

その後、トラは一時、公演会場を完全に離れて通りへと出たが、サーカスの職員たちが急いで後を追った。結局、調教師がトラに首輪をつけて檻へと誘導し、ようやく事態は収拾した。

今回の事故による人命被害はなかったが、目撃者たちは「少しでも状況が悪化していれば、大惨事につながるところだった」と伝えた。警察は事実関係の確認に着手した。警察関係者は「調査結果に基づいて法的判断を下す予定」と明らかにした。