【桜花賞】ナムラコスモス戴冠へパワーアップ 大橋師「何の問題もなくここまで来られたのが何より」 母娘2代の夢を叶える
「桜花賞・G1」(12日、阪神)
前哨戦のチューリップ賞2着から桜冠奪取を狙うナムラコスモスは10日朝、栗東DPで入念に体をほぐした後に坂路へ。適度な気合乗りで4F66秒5で登坂し、戴冠へ向けて態勢を一段引き上げた。
調教から引き揚げてくる姿を確認した大橋師は「落ち着いているし、いい雰囲気。この時期の牝馬はフケなどで調整が難しいが、何の問題もなくここまで来られたのが何より」と納得の表情を浮かべた。木曜に発表された事前馬体重の500キロ(前走時は484キロ)についても「数字は増えていても、見た目はスラッとしているので心配はないよ」と問題なしを強調する。昨年9月のデビュー戦が480キロ。フィジカル面がパワーアップしているのは間違いない。
母ナムラリコリスは同じ大橋厩舎の管理馬。21年函館2歳Sを制したものの、ノドの不安で無念の引退を余儀なくされた。その後、繁殖牝馬としてナムラコスモスを送り出した。「馬体がしっかりしていて、最初からいい印象だった」と指揮官は母の面影を重ねる。
その母が立てなかった大舞台へ。「枠も内過ぎず外過ぎず、いい所だからね。あとはペースが流れてくれれば。馬場は問わないタイプだと思う」と力を込めた。母の無念を背に、娘が桜の頂点へ−。2代にわたる母娘の夢を実現するため、全力で仁川のターフを駆け抜ける。
