月の周回飛行中に日食を観察するため、観測用メガネを着用した宇宙船「オリオン」の飛行士(6日)=NASA提供

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 【ヒューストン=中根圭一】米航空宇宙局(NASA)は7日昼(日本時間8日未明)、有人月周回探査計画「アルテミス2」で飛行中の宇宙船「オリオン」が、地球の重力よりも月の重力が強い「月の重力圏」を離脱したと発表した。

 オリオンはNASAのリード・ワイズマン船長(50)ら米国とカナダの飛行士4人を乗せて、現在、地球に向かう軌道を進んでいる。地上にいるNASAの科学担当職員らと交信し、前日に行った月の裏側の飛行で、肉眼で観察した内容などについて聞き取りを受けている。飛行士の記憶が鮮明なうちに記録に残すことで、今後の科学研究や探査に役立てる狙いがある。

 10日(同11日)に太平洋沖に着水する予定となっている。