セルフレジで1点未精算の男を逮捕 「うっかり忘れ」の場合はどうなるのか
5日、京都市のスーパーでセルフレジを利用した窃盗事件が発生し、会社員の男が逮捕された。ネットにはセルフレジ利用者から精算忘れの経験談が多数寄せられ、話題となっている。
警察によると、盗んだのは321円の総菜「えびチリ」1点。ほかにも複数の商品を精算していたが、この商品のみ精算せずに店を出たという。店側は以前からこの男を警戒しており、今回の行為を確認した店長が警察に通報した。男は「通し忘れただけ」と容疑を否認している。
セルフレジをめぐる逮捕事例はほかにもある。今年3月には、札幌市のスーパーでシャンプーやサーモンの刺身などを盗んだ女が逮捕されている。女はセルフレジを利用する際に商品を2つ重ねて持ち、上の商品のみをスキャンしていた。また、2024年には佐賀市のスーパーで別の安い商品から切り取ったバーコードを貼り付けて精算した男が逮捕されている。
セルフレジでは客自身が精算を行うシステムのため、うっかり精算を忘れてしまった経験がある人は多いようだ。ネットには「帰宅後に精算忘れがあったことに気づき、慌てて店舗に戻って事情を説明した」といった体験談が多く寄せられている。
精算忘れをしてしまった場合、窃盗罪になってしまうのではと不安を感じている人も多いようだが、基本的には窃盗罪にはならないようだ。窃盗罪が成立するのは故意に盗んだ時だからだ。そのため、帰宅後などに気づいた後にすぐ店に戻ったり、連絡して支払う約束をしたりすれば逮捕される心配はないという。ただし、たとえうっかり精算忘れがあったのが事実であっても、放置した場合は占有離脱物横領罪が成立するため注意が必要だ。
セルフレジは日本だけではなく海外でも利用されているが、近年、欧米では撤退の動きが広まっているようだ。窃盗被害が深刻となっており、導入前よりも窃盗件数が増えているとのこと。会計時のトラブル対応も必要となることから、逆に店側の負担を増やしてしまっているようだ。
今回の事件では、以前から不審な行動をしていたことから逮捕につながった。セルフレジ導入によって会計が便利にはなったが、うっかり精算を忘れてしまうといったトラブルも起きている。基本的には窃盗にはならないとはいえ、利用時には注意が必要だ。
