【山本 金太】【ルポ独身偽装】「生唾を飲みたいんだ」「クラミジアに感染した」…若手整形外科医がシンママに行った”鬼畜の所業”とは

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「東カレ」で出会った現役医師

既婚者向けの出会いツールが山ほどある現代において、なぜか既婚者であることを隠して独身女性と“結婚を見据えた交際”をする独身偽装問題が後を絶たない。

「私に嘘をつくだけでなく、なぜ結婚の話までして家庭に深入りし、娘まで巻き込んだのか」

そう訴えるのは、現在、「貞操権侵害」で訴訟中のシングルマザー・上野奈々美さん(仮名)だ。多感な年頃の娘と2人暮らしをしている。

上野さんは昨年4月に独身専用のアプリ「東カレデート」で、整形外科医の男性と出会った。Aは伝統ある大学病院の医師で、結婚願望の高い独身男性を自称していたが、実際は同じ医師の女性と婚姻関係にあり、まだ幼い子供もいたのだ。

上野さんが交際を始めたのは「Aから猛アプローチを受けたから」だった。「Aはデートしても女性慣れしてる感じが全くない。毎日外来と手術に追われる中でも、往復2〜3時間かかる奈々美さんの自宅まで行き、誠実な態度を見せていた。交際するなら仕事熱心の方がいい」と思ったことから、初デートの翌月の5月にAからの交際アプローチに応じた。

交際後、Aは「幸せすぎて夢みたい」「好きな人に好かれることって、こんなに幸せなんだ」「もっと早く出会いたかった」などと言った。「これまでは相手が自分のことを100%好きで、自分は60%くらいという恋愛が多かった」とも語り、さらに上野さんに対しては「300%好き」などと言っていたという。

娘に「ママのことが大好きなんだ」

また、交際からしばらくたった際、Aは「結婚式はしたい?」などと聞き、一度結婚歴のある上野さんは「式は挙げなくても良いかな」と返したが、「俺は結婚式はモルディブで挙げたい」などと答えたそうだ。また、入籍のタイミングにまで踏み込んで「6ヵ月後くらいにしない?」とも提案してきたという。

「当初、娘を会わせるつもりはなかったのですが、Aが『結婚を想定したときに、長女にも早めに会いたい』と言うので娘にも相談しました。娘は乗り気ではありませんでしたが、その後3人で初めて会うとすぐに打ち解けたのです。患者さんと接することも多いからかAのコミュ力は高かったです。あまりにも初めから上手にコミュニケーションを取る様子に、『周りに、甥っ子や姪っ子がいるのか?』とも聞きましたが、『いや、周りに子どもは一切いない』と言っていました」

Aは上野さんの娘にも「ママってホントに可愛いよね。こんなママなかなかいないよ?」「ママのことが大好きなんだ」「今度一緒にディズニーランドや旅行にも行こう」と堂々と言っていたという。

Aは海外の大学で医師免許を取得し、帰国後に日本でも医師免許を取得するなど優秀なバイリンガル医師だったようだ。上野さんには大学病院の収入や副業の医師バイトの収入額も具体的に伝えた上で、大学病院の給与は高くないから、結婚後も一緒に働こうという話もしていた。また、交際費はもちろん、私立中学に通う娘の給食費等も渡していた。それどころか「いずれ学費も自分が出したい」とまで言い出すなど、とにかく上野さんの「家庭」に深く入り込んでいったという。

「尿や経血を飲みたい」と要求されて

「学費は私が出してほしいと頼んだわけではなかったのですが、娘のことも大切に考えてくれているのだと思いました。そこでAからの申し出を受けたのです。

また、土日も含めて毎週のように愛車に乗って、家に泊まりに来ていました。3人でお揃いの食器で食事をし、泊まった翌日に病院に出勤する際はA用のお弁当まで作ったこともありました。性的な関係だけを求めるなら、ここまで私たちの生活に踏み入れる必要はありませんよね。Aの目的は何だったのでしょうか」

もちろん上野さんは性行為目的であればAを受け入れなかった。

「常に避妊せずに性行為をしたことも、結婚の話があり、真剣交際ということを信じていたから受け入れたのです。性行為の最中には、避妊しないばかりか、何度も『体液が欲しい』と求められました。唾をちょうだいとか、尿や経血を飲みたいと言っていたこともありました。当時はAを信じていたので、一部は受け入れていました。しかしその後、婦人科でクラミジア感染症と診断されました。

実は、Aと交際中に感じたことのない身体の異変があったのと、Aと子どもを持つタイミングを具体的に話していたためブライダルチェック(妊娠できる可能性等を調べる検査)も併せてしておこうと、クリニックに行ったのです。そこでクラミジア感染が発覚し『すぐにパートナーと一緒に受診してください』と言われて驚きました。婦人科にはこれまでも度々行って検査を受けていますが、性感染症の指摘を受けたことは、人生で初めてでした」

驚いた上野さんはAにすぐに電話。するとAは「もしかして、奈々美ちゃん、浮気でもしたの?」と終始落ち着いた様子で冗談まじりに返してきたという。

「その後Aは『オッケー、じゃあ俺も薬飲んどく』と言われて、どっちが移したなどの話には至りませんでした。私も争いたくなかったので、その時はこれ以上その話はしませんでした」

しかし、現在の裁判内で、Aは「性感染症については、他の男性から感染した可能性もある」などと言っているという。上野さんとしては、症状を含めた時系列から「感染源はA以外に考えられない」と涙ながらに訴える。

「同居中の母はうつ病を患っているんだ」

交際から数ヵ月が経った'25年7月。上野さん宅にばかり泊まりにくるAに「(あなたの)家にも行ってみたい」と提案。するとAは「いいよ」と即答しつつ、「実は同居中の母がうつ病を患っているから、日程の相談が必要」などと説明したのだという。

「Aがお母さんと同居していることは初めて聞いたので、その話を細かく確認しようとしたら、急に『俺を否定しているの?』とパニックになって怒りだしたんです。初めて見る姿に驚きました。その後は展開が早かったです。私の友人に相談すると友人らみんなが『怪しい』と言って、私も含め3人で一斉にSNSなどの情報捜査を始めました」

すると、Aの妻と思われるアカウントを発見。海外で挙げたであろうウェディング写真をアイコンにしていた。こうした「決定的証拠」がSNSなどから大量に出てきた。

「代理人の弁護士に依頼して内容証明通知を送りました。すると、『既婚者にもかかわらず、それを告げずに交際した』と認めたのです」

しかし、あろうことかAは最初から独身偽装の事実は認めなかった。上野さん曰く「『最初は友人関係としてやり取りしただけ』『その後は交際したけど数回しか会ってない』『結婚の話はしていない』などと信じられないくらいの自己保身で嘘のオンパレードだった」と言う。上野さんはそのあまりに不誠実でひどい対応に不眠などに悩まされた。

「娘にも打ち明けたところ、大きな不快感を示していました、今後の成長や人間関係の形成に影響を受けないか心配ですし、申し訳ない気持ちでいっぱいです。でも一番Aに言いたいのは、なぜ私にだけ嘘をつくだけでなく、娘も巻き込む形で深く家庭に入り込んだのか。医者は本来、病気を治す立場であるはず。倫理観を疑う行為としか思えません。私はAの偽装行為により今も通院し、投薬も飲み続けています」

Aは現在も変わらず大学病院で変わらず外来や手術をしているようだが、進行中の裁判において、上野さんやその娘に対して形式的な謝罪はしつつも、交際関係を他者にも知られたことについて「名誉毀損だ」などと言い、いわゆる「逆ギレ」状態。とても誠実とは言えない主張を続けていて、心からの謝罪はまだない。

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