Image: Netty Junita Lumbantoruan/Shutterstock.com

7,000万人超が使えなくなります。

SNSは子どもたちに有害なのでしょうか? 世界各国で未成年のSNS利用を禁止にする法案の議論が進んでいる現在。アジアではインドネシアが、非常にインパクトが大きい規制をスタートさせて話題になっています。

16歳未満のSNS利用を禁止

このたびAP通信は、3月初めにインドネシア政府から発表されていたSNS規正法の成立に関して、その運用が開始されたことを報じました。

16歳未満の子どもたちを対象に、YouTube、TikTok、Facebook、Instagram、Threads、X、Robloxならびに東南アジアで人気があるチャットアプリのBigo Liveの利用を禁じる、非常に厳しい規制内容となっています。

同規正法の目的は、未成年をポルノやオンラインいじめ、詐欺から守ること。同時に、いつの間にか子どもたちがSNS中毒になってしまうのを防ぐという目的もあります。

なお、SNSの各プラットフォームを提供する企業に対し、未成年のSNS利用を違法に許したことへの罰則が適用されるのは、来年3月からとなっており、実質は今後1年以内にインドネシアで完全利用禁止となっていく流れになりそうです。

インパクト絶大の規制に

すでにオーストラリアでは、昨年末より16歳未満のSNS利用を禁止する規正法が施行されました。しかしながら、オーストラリアの全人口は2,750万人。一方、今回規制が施行されるインドネシアの人口は、いまや2億8,800万人とされ、スマホでインターネットを利用している人の数は、実に2億5,000万人規模。14歳未満の人口が全体の4分の1という国なので、今回の規制でSNSを利用できなくなる子どもたちの数は、7,200万人を下らないとされていますよ。

XのAIチャットボットである「Grok」が、勝手に他人の写真をヌード・わいせつ画像に生成加工してしまう問題に対して、いち早くインドネシアは利用ブロックへと動きました(つい先月に利用ブロックは解除)。インドネシアの通信デジタル大臣ムティア・ハフィド氏は、「今回の規制運用が容易でなく、さまざまな壁を乗り越えることが求められるものの、子どもたちを保護するために全力を尽くして臨む」との意気込みを語っています。

さすがに日本国内で、同様の全面規制が導入されるとは考えにくいでしょう。もしLINEからインスタまで、いきなり子どもたちをブロックする 仕様に変更されでもしたら、社会的に大混乱を招く事態へと発展しそうですよね。

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