家でも外でも使えてWi-Fi接続もできる汎用性の高いスピーカーSonos Play。予算があれば2台使いのステレオサウンドで
Sonos(ソノス)のポータブルスピーカーとしては3モデル目。特徴はコンパクトながらも低音を聴かせつつバランスのとれたサウンドです。既存のSonos RoamとSonos Moveのちょうど間、汎用性の高いモデルです。
Sonos Playは日本では4月末発売、4万9800円。アメリカでは一足早く3月31日発売のSonos Playを、米Gizmodo編集部がレビューしました。
Sonosあるあるですが、BluetoothよりもWi-Fi接続を重視する傾向にあります。Sonos Playもそれは同じ。もちろんBluetooth接続も対応ですが、本領を発揮するのはお家でWi-Fiに繋ぐとき。
SonosのアプリがSonosエコシステム全方位に連携しているので、Play単体使用はもちろん、既存のSonosシステムに追加でも、これから追加していくでも設定はアプリから簡単に行なえます。今回はレビュー用にSonos Playを2台借りており、設定はアプリで行ないました。これ別に今始まったわけではないのですが、Playで改めてフレッシュな使い勝手を感じました。
Sonos Playは他のスピーカーと比べるとコンパクトなのですが、音はフル。同価格帯のBose SoundLink Plusと比べてもひけをとりません。アンプ3つ、ツイーター2つ、ミッドウーファーでサウンドステージが広い。デフォルトの状態だと、BoseのSoundLink Plusの方が若干低音が重めで、(好みの問題ですが)僕はデフォルトの音はSonos Playの方が好き。低音しっかりだけど、仰々しくはないとでもいいましょうか。ちなみに、BoseはBluetooth接続のみ。
視聴したのはアウトキャストの「SpottieOttieDopaliscious」。低音の効きもグルーヴ感もすべてがバランスよく聞こえました。音量を上げても(75%)音に歪みなし。ロックジャンルからはウェンズデイの「Townies」。これも驚きのよさ。ギターもヴォーカルもそのクリアさには脱帽です。
Playを2台使いしてスレテオサウンドで楽しむと、曲のニュアンス再現度がさらに増します。予算ある人は、ぜひステレオ使いしてほしい! ちなみに、同時に発表されたSonos Era 100SLもお借りしていたので、これもシステムに組み込んで一緒に使いました。この設定だと800ドル(日本販売価格では13万円ほど)。高い。高いけど音はバチバチにいい!
接続は、前述したとおりBluetoothとWi-Fiの2パターンで可能。Wi-Fiは、Sonosアプリの「設定」>「システム」から設定可能。Bluetoothは、2台目スピーカーの再生・停止ボタン長押しで。以前はまずWi-Fi繋いでから設定する必要があったため、使い勝手が少し向上しています。ただ、Bluetooth接続だと2台同時に音を出すだけで、WiFi接続時のステレオ効果は得られず。Bluetoothは音圧縮もあるので、サウンドクオリティを求めるならWi-Fi。とはいえ、ポータビリティでいうとBluetoothが圧倒的に便利なので、選択肢としてあるのはうれしい。最大4台まで連携可能。Dobly Atmosには対応していないですが、アップファイアリングスピーカーじゃないのでいいや。
Playを2台Wi-Fi接続したステレオ使いは音がいい。それは文句なし。気になったのはその後です。ステレオをやめて単体使用に戻すには、2台目の電源を切ってしまえばいいのですが、そこはポータブルスピーカーなので、もっと簡単な切り替えはなかったのかな?と思ってしまいます。たとえば、リビングでステレオで聴いてて、1台だけ外に出したくなったら? 1台は1回電源落とすって、スマートなポータビリティには思えません。アプリから接続解除はできるものの、その場合Trueplay機能(後述します)が外れてしまいます。細かいこと言っている自覚はあります。ありますが、そういうソフトのサポートがあれば、お家オーディオ&ポータブルオーディオとしての使い勝手がますます向上したのになぁと…。
アプリも悪くないけどね
Sonosといえばハイクオリティなサウンドが魅力ですが、ハードウェアそのものだけでなく、ソフトウェアもそのサウンド体験には一役買っています。
2024年のアップデートが問題だらけで、お家のオーディオをSonosで組んでいる愛好家からは大不評の大ブーイングでしたけど…。ただ、Sonosスピーカーの力を最大限発揮するにはSonosアプリは必須です。僕個人的には、アプリ使いやすいと思いますけどね。
まずWi-Fi接続設定はどんなにかかっても数分程度。これでホームネットワークに接続されるので、ここからはさらに簡単。複数スピーカーを違う部屋にあるスピーカーとグループにしたり、ステレオスピーカーにしたり、単体で使ったり。「グループ」と「部屋」で分けられるのは便利です、これぞSonosの真髄だと思います。操作はすべて直感的に感じました。よく使うストリーミングサービス(僕の場合はSpotify)もリンクしておくとさらに実用的。
Sonosアプリに繋ぐと音声アシスタントも使えます。で、この音声アシスタントがSonosシステムをより包括的にしていると感じるところ。音楽における基本のき(再生や停止、スキップ)は、Sonos Voice Assistantで問題なし。AmazonのAlexaやGoogle Assistant(近日中にはGemini for Home)も接続可能。個人的にアシスタント発動の声かけは「Hey Sonos」がおすすめ、じゃないと他のやつが反応してけっこうカオスになるので…。
機能で使ってみてほしいのは、前述したTrueplay。これはPlayに搭載されているマイクを使って部屋の音響環境を調査し、その部屋に適した音に自動でイコライザー調整してくれるもの。僕は、この機能発動前・後で音に大きな違いは感じなかったのですが、場所や人によるでしょう。環境に音を最適化してくれるという機能自体は、スピーカーでもイヤホンでも好き&重宝するので、選択肢として絶対あった方がいいとは思います。
面倒だなと思ったのは音量調整。iPhoneと接続していたときiPhoneの音量調整ではなく、Sonosアプリの音量調整を使わねばならんのです。これ、手間が増えて嫌ですね。AirPlay使えばそれを回避できますが、そうするとWi-Fiのサウンドクオリティではなくなる。これまた大きな問題ではないものの、繰り返しますが、そのちょっとしたことでお家オーディオ&ポータブルオーディオとしての使い勝手がますます向上したのになぁと…。
「Sonos」と「アプリ」、この2つの単語を一緒に使うとまだ炎上しそうな気もしますが、僕としてはSonosアプリに不満なし。オーバー機能になりすぎないボリューム感で、したいことはできる。UXもまさに必要とされるものと感じました。新規ユーザーの方がアプリに不満は感じない、かも。
デザイン
Sonos Play、デザインいいですよ。ただし、気になるのは汚れ。レビュー端末はホワイトでしたが、汚れがつきやすい。こすればとれますが、これは白の宿命かな。カラバリは黒もあります。カラバリはBose SoundLink Plusの方がポップですが、より多くの人のお家に馴染むなら白か黒なんでしょう。
ボタン配置は、上部に音量、再・停止、音声アシスタントあり。背面には電源ボタンとマイクのオンオフ切り替え、Bluetooth接続ボタンあり。USB-Cポートもあって、電源&有線オーディオで使えます。背面には指1〜2本なら引っ掛けられそうなループあり。個人的にツボなのは、底のグレーぽいミントカラーアクセント。
スピーカーと同梱なのは充電ドック。使っても使わなくてもいいのですが、お家使用がメインなら便利かも。
バッテリーもちは24時間(Boseのやつは20時間)。レビューでのバッテリー減りもその程度でした。プラスポイントとして、Playのバッテリーは交換可能! 防止性能はIP67なので、外使用でうっかり水ポチャしても、水深1メートル以下なら30分はサバイブできます。
総評
音がいいのはまちがいなし。2台使うスレテオサウンドはさらによし。お家オーディオ作ろうかなっと複数スピーカー買う予定の人は、Sonos Playを選ぶとそこそこ高くつきます。安価ラインのSonos Era 100/ Era 100SLを検討してもよし。ただ、Eraシリーズはバッテリーなしの非ポータブルなので、ポータブルスピーカーも兼ねたいならPlay。ポータビリティとお家使いのちょうどいいバランスです。
BoseのSoundLink PlusがBluetooth接続のみなことを思えば、Wi-Fi接続もできるSonos Playは1つメリットが多いと言えます。
いいところ:ライバルBoseにヒケをとらない音、スピーカー接続・連携が楽、デザインいい、安定したバッテリーもち
残念なところ:単体・ステレオの切り替え方法がもっとほかにも…、ホームオーディオシステム組もうと思えば高い、汚れが気になる
Source: Sonos

