完封勝利を挙げた栗林(右)を祝福する新井監督(撮影・北村雅宏)

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 「広島−中日」(29日、マツダスタジアム)

 広島の新井貴浩監督は試合後、「私が緊張しました」と率直な心境を明かした。

 先発の栗林が7回まで完全試合の快投。打線も執念で敵失につけこんで先制点を奪った。試合途中まで「楽しそうに投げているな」と見ていた指揮官。だが偉業まであと6人に迫ると「私が緊張しました。いろんなケースを想定して」と率直な胸の内を明かした。

 プロ初先発だけに安打を許しても続投させるのか、それとも継投に入るのか。さまざまな可能性をベンチで巡らせていた。栗林は八回先頭の細川に初安打を許したが、後続をしっかりと打ち取った。そして九回もきっちりと投げきり、100球以下での完封勝利「マダックス」を達成した。

 指揮官の緊張は杞憂に終わり「すごいとしか言いようがない。びっくりしています。100球くらいをメドと考えていたけど、マダックスをするとは…興奮しています。初先発でマダックスをするとは夢にも思いませんでした」と笑みを浮かべていた。