Image: Epic Games via Gizmodo US

盛者必衰なのか…。

世界中で絶大な人気を誇るオンラインゲームの『フォートナイト』や3Dゲーム製作プラットフォーム『Unreal Engine』を運営するEpic Gamesが、1,000名以上の従業員を解雇すると発表しました。理由は、収入を上回るコストを削減するためだそう。

同社は、創業者兼CEOのティム・スウィーニー氏が社員に送付した文書をオンラインで公開。さらに契約やマーケティング、空席ポストなどで5億ドル以上のコスト削減策を進める意向で、それにより「安定した状態」になると見込んでいます。

文書の中で、スウィーニーCEOは解雇理由について「2025年から始まった『フォートナイト』のユーザーエンゲージメントの鈍化と、業界全体が直面する課題によるもの」と指摘しています。

業界全体の課題、については「成長の鈍化、個人消費の低迷、経済環境の悪化、他のエンターテインメント形態との競争激化など」と説明。また、現在のゲーム機販売台数が前世代機を下回っていることも要因の1つに挙げています。

さらに、同社は長年にわたってAppleやGoogleとモバイルアプリストアのポリシーを巡る法廷闘争を続けており、それが長引いたことも打撃だったとコメント。

Epic Gamesは独自のサードパーティ決済システムを導入したことが原因で、両社のストアから削除されていました。しかしその後、2025年にAppleのApp Store ※1に、そして今月初めにGoogle Playに復帰しています。

スウィーニー氏は、同社はまだ「モバイル市場への復帰の初期段階にあるに過ぎない」と文書に記しており、「多くの犠牲を払ってきたが、その努力が我々やすべての開発者にとってようやく実を結び始めた」と続けています。

※1 日本は2026年3月時点で復活なし

「AIのせいではない」

スウィーニーCEOは、今話題になっていることなのであえて言うが、と前置きしたうえで

「今回の人員削減はAIとは無関係であることを明記しておきたい。生産性向上につながる限り、我々は優秀な開発者をできるだけ多く集め、素晴らしいコンテンツや技術を開発してもらいたいと考えている」

と述べています。この姿勢は、同業者が主流としているAIに数十億ドルを投じながら人員削減を進め、よりコンパクトでスピーディなチーム体制を目指す姿勢とは対照的。 Amazon、Vimeo、Pinterest、Blockの各社はいずれも今年前半に人員削減を発表。Blockのジャック・ドーシーCEOは、AIが自社の従業員の相当部分を代替できる可能性がある、という趣旨の発言までしています。

今後の展望について、スウィーニー氏は、Epic Gamesが「目新しい季節限定コンテンツ、ゲームプレイ、ストーリー、ライブイベントを通じて、素晴らしい『フォートナイト』体験を構築することに注力する」と述べました。

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