「ドジャースは最悪のチーム」キム・ヘソンの衝撃降格に韓国メディアが怒り 有望株優先の判断に疑問符「なんの基準もない人事」

マイナーでの開幕が決まったキム・ヘソン(C)Getty Images
目に見える結果は出してきた。それでも27歳のユーティリティーは、マイナー降格の憂き目に遭った。
現地時間3月22日、ドジャースは、韓国人内野手のキム・ヘソンがマイナー3Aに降格すると発表。24歳の若手有望株であるアレックス・フリーランドが、開幕ロースターに名を連ねる形となった。
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もっとも、開幕を目前にしたキム・ヘソンのマイナー降格は、少々、いやかなりシビアな決断だったと言える。というのも、今春にWBCに参戦していた彼は、オープン戦では、27打席というスモールサンプルながら打率.407、出塁率.448、OPS.967の好成績を記録。一方でフリーランドは44打席で、打率.114、出塁率.281、OPS.508とからっきし。どちらが戦力化しやすいかは火を見るよりも明らかだった。
ゆえに「一番難しい」(デーブ・ロバーツ監督談)としたドジャースの決断には、韓国国内で非難の声が噴出している。
日刊紙『スポーツ朝鮮』は「何の基準も示されない降格。キム・ヘソンにとってドジャースは最悪のチーム」と糾弾。今春のオープン戦における打率.407の好成績を示した上で、球団の判断に疑問符を投げかけている。
「衝撃的なマイナーリーグ行きとなった。キム・ヘソンの代わりに開幕ロースター入りを果たしたのは、オープン戦で打率1割台に終わったフリーランド。長打力を秘めた球団期待の有望株であることは認めざるを得ないが、実力を証明できてはいない。それなのに彼は生き残った。これではオープン戦での競争が無意味だ。なんの原則も基準もない人事である」
さらに「デーブ・ロバーツはいつもキム・ヘソンの打撃面での課題を指摘した。それも彼は球団が提案するフォームで一生懸命に努力を重ねて修正も図った。そして今春はサンプル数はやや少なかったものの、昨年と比べて明らかに成長した姿を見せていた」と断言する同紙は、怒りにも厳しい論調で意見を提示している。
「このままオクラホマシティ(ドジャースのマイナー組織の土地)からバスに乗って、野球をしに行くような生活が続くなら、それは誰にとっても喜ばしいことではない。キム・ヘソンにとって、ドジャースは、優勝経験や大谷翔平とチームメイトになれるプレミアムな日々を除けば、何の役にも立たないチームだ」
無論、ここから先、キム・ヘソンに対してチャンスが全く与えられないわけではないだろう。しかし、求められた結果を出していただけに韓国で広まる波紋はしばらく収まりそうにない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
