絶対アウェーのなかで逞しく接戦をモノにした日本女子代表。3度目のアジア女王に輝いた。(C)Getty Images

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 なでしこジャパンが力強く王座を奪還した。

 現地3月21日、オーストラリアで開催されている女子アジアカップは決勝を迎え、日本代表と地元オーストラリア代表が対戦。7万5000の大観衆が見守る絶対アウェーのなか、日本は17分、浜野まいかが右足で狙いすましたミドルシュートを蹴り込み、鮮やかに先制点を奪う。がっぷり四つに組んだ強豪対決は一進一退の攻防のまま推移し、終盤は日本が押し込まれる時間帯が続いた。それでも日本は身を挺したブロックなどで凌ぎ切り、1−0でタイムアップ。2年ぶりの頂点に立った。

 英紙『The Guardian』はこの大一番を速報でレポート。1−0で勝ち切った日本の総合力を称えた。「日本に敬意を表したい。この大会の6試合を通じて、彼女たちは間違いなくもっとも優れたチームだった。持ち前の卓越した技術力を持つだけでなく、今日はそれに加えて気迫と粘り強さも示したのだ」と評する。
 
 さらに、「マチルダス(オーストラリア代表の愛称)がどれだけ強烈な攻撃を仕掛けても、そこにはかならず青いユニホームが立ちはだかり、シュートをブロックし、ヘディングを妨げ、あるいは走り込むアタッカーに食らいついていた」と記し、「後半は日本のファンにとって美しい内容ではなかっただろう。それでも勝負どころで踏ん張ったチームの力強さ。大いに誇りに思えたはずだ」と論じた。

 かたやオーストラリアに関しては「おおむね予想通りの展開となった。前半は日本の落ち着きとボール保持の質が際立ち、オーストラリアはなす術がないゴールもねじ込まれた。後半、マチルダスは闘志をむき出しにして盛り返した。最後の20〜30分間に持てるすべてを注ぎ込んだ。だが日本の気迫を凌駕するには至らず、結果的になにひとつ有利には転ばなかったのだ」と伝えている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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