「寝坊するなら会社を辞めろ」…3人がかりで同僚を「社員寮で39歳男性死亡」日常的な集団リンチ疑惑
亡くなった男性は壮絶な暴行を受けていたようだ。死因は内臓損傷による出血性ショック。他にも骨折した形跡や複数の皮下出血も確認された――。
3月10日、千葉県警捜査1課が殺人の疑いで逮捕したのは土木会社社長の前田敏樹(34)、従業員の宮園久(37)、同・小西滉希(23)の3容疑者だ。3人は’24年8月25日の夜8時から9時半ごろ、同僚の39歳(当時)男性Aさんに暴行を加え殺害したとされる。
「事件現場となったのは、社員寮として使われていた千葉県流山市内のマンションの一室です。3容疑者とAさんは社員寮の一室で同居していました。県警によると、3人がかりでAさんの背中などに激しい打撃を与えたようです。
暴行を加えられたAさんの様子がおかしくなったため、容疑者の1人が119番通報。搬送先の病院が、皮下出血などのあるAさんの身体の異変に気づき県警に情報提供し事件が発覚しました。県警は3人の容疑者の認否を明らかにしていません」(全国紙社会部記者)
スポーツジムでも殴打
3容疑者が逮捕されるのは、今回が初めてではない。今年2月にも別の容疑で警察に身柄を拘束されているのだ。
「前田容疑者と宮園容疑者は’24年8月18日、流山市内のスポーツジムでAさんの腹や顔を殴打したとして今年2月18日に傷害の疑いで逮捕されています。県警は小西容疑者も同日に強要の疑いで逮捕。『寝坊するなら会社を辞めろ』などと脅迫し、『会社を辞めます』とAさんに言わせた動画を撮影したとされるんです。県警は3容疑者がAさんに日常的な集団暴行を行っていた可能性があるとみています」(同前)
元神奈川県警刑事で犯罪ジャーナリストの小川泰平氏が語る。
「容疑が事実ならばリンチといってよいと思います。同僚をいじめ、暴行を加えることで快感を得てストレス発散の手段にしていたのでしょう。被害者の方は仕事場だけでなく社員寮で容疑者たちと生活を共にしていたため、逃げ場のない絶望的な心境だったと思います。事実なら、人間の尊厳をもてあそぶ許されざる犯行です。
暴行を始めた当初は、容疑者の中にも『マズい』と感じた人間がいたかもしれません。しかし一人だけ反対すると、自分が暴行のターゲットになる可能性がある。日常的に暴力を振るううちに、だんだん感覚が麻痺し暴行がエスカレートしたのでしょう」
3人の容疑者とAさんに金銭などのトラブルがなかったか、県警は事件にいたる詳しい経緯を捜査している。
