【スプリングS】アウダーシア 豪快一気レースレコードで重賞初制覇 「津村君のおかげですよ」手塚久師×津村また決めた
「スプリングS・G2」(15日、中山)
絶好調コンビが今週も重賞舞台で躍動した。ゴール前の大激戦を先頭で駆け抜けたのは8番人気のアウダーシア。道中は大胆不敵に後方で機をうかがい、直線は満を持して大外へ。メンバー最速の末脚でグングン加速すると、前団のライバルを豪快にのみ込んだ。
前走で未勝利を勝ち上がったばかりだが、さすがは素質あふれる良血馬。02年にタニノギムレットが記録したレースレコードを0秒9も塗り替えて重賞初制覇を飾った。「持ち味の長くいい脚を存分に使わせたかった。前が止まらない馬場だったので、それを意識して3角から早めに上がっていこうと思った」と振り返った津村。全てが読み通りに運んだ。
今年に入ってから絶好調の鞍上。中山金杯(カラマティアノス)、フェアリーS(ブラックチャリス)、共同通信杯(リアライズシリウス)に続き重賞は早くも4勝目。「乗せてもらっている馬が頑張ってくれていることに尽きます」と謙遜するが、自然体の騎乗で全体が見えている感じ。いい流れが来ている。
手塚久師×津村のタッグは共同通信杯をリアライズシリウスで制し、前日の桜花賞TR・アネモネSもディアダイヤモンドでV。「運がいいですね。あと、津村君のおかげですよ」と笑顔の指揮官なら、鞍上も「調教を手伝ってオープン馬に乗せてもらい、僕自身の勉強になっていて、それが実になっています」と、今は2人の歯車が完全にかみ合っているようだ。
この勝利で皐月賞(4月19日・中山)の優先出走権を獲得。「いったん放牧に出します」と馬の状態を見極めてからの決断となるが、新たに誕生したスター候補生は本番でも目が離せない存在になった。
