この記事は以下の動画を基に、動画投稿者の承諾を得た上で、AIライターが執筆しております

『マイナス30度の世界で眠る――星野リゾート トマム「氷のホテル」体験記』と題し、旅行系YouTuberのおのだ氏が北海道・星野リゾート トマムの冬季限定施設「氷のホテル」に宿泊した様子を、自身のYouTubeチャンネル『おのだ/Onoda』で公開した。世界中の航空会社やホテルを飛び回り、ビジネスクラスからドミトリー、超高級ホテル、さらには辺境のローカル宿まで体当たりで検証してきた彼が今回挑んだのは、「お金を払って冷凍庫の中で寝る」という、常識ではにわかに理解しがたい体験である。

舞台は北海道勇払郡占冠村に位置する星野リゾート トマム。新千歳空港から鉄道で約90分という立地ながら、冬になれば一面の銀世界が広がる山岳リゾートだ。名物イベント「アイスヴィレッジ」は約3.2ヘクタールの敷地に氷のドームが立ち並び、建物や家具、さらにはグラスに至るまで水と寒さだけで作られている幻想的な空間。その最奥、白樺の森の中にひっそりと佇むのが今回の目的地「氷のホテル」である。室温はマイナス3~5度、ベッドも壁も天井もすべて氷で構成されている。

しかもこの宿は、1日1組限定、わずか1室のみ。冬の限られた期間だけ出現する特別仕様で、毎年予約開始と同時に埋まる超人気の部屋。気温条件によって営業可否が左右されるため、自然環境にも依存する極めて希少な宿泊体験だ。国内でも屈指の“予約困難宿”といって差し支えないだろう。

今回の滞在拠点は、敷地内の「リゾナーレトマム」。全室100平米以上のスイートルーム仕様で、展望ジェットバスやプライベートサウナを備えるラグジュアリー空間だ。暖房の効いた室内で雪景色を眺める時間はこの上なく快適だが、今回の主役はあくまで氷のドーム。年齢制限により宿泊できない妻と5歳の娘を本館に残し、おのだ氏は単身、極寒の世界へと向かった。

夜のアイスヴィレッジはマイナス10度以下。まず立ち寄ったのは「氷のラーメン屋」だ。器は分厚い氷で、冷たいスープと麺、凍りかけた具材が盛られている。「ちゃんと出汁が効いていて美味しい。ただ、食べている間に具材がどんどん凍っていく」と語る様子は、この地ならではの体験を象徴している。氷のバーでは透き通ったグラスでカクテルを味わい、「キリッと冷えているが、椅子も氷なので長居は難しい」と苦笑。寒さそのものをエンターテインメントへ転換する演出が随所に見られる。

一般客の退出後、いよいよ宿泊者だけの時間が始まる。1日1組のみという特性上、村全体が静寂に包まれる21時40分からチェックインができる。内部は冷蔵庫よりも寒い環境で、中央には一枚氷で造られたベッドが鎮座する。就寝時に用意されるのはマイナス30度対応の寒冷地仕様寝袋。潜り込んだ瞬間は「意外と暖かい」と安堵するが、深夜になると露出している顔だけが容赦なく冷気にさらされ、「寒いというより痛い」と表現。水は凍りかけ、数時間おきに目が覚めるサバイバルのような夜となった。

もっとも、安全対策は万全だ。隣には暖炉付きの避難小屋が設置され、緊急連絡用携帯電話も携帯する仕組みになっている。「逃げ道があることが精神的余裕につながる」と語るように、極限体験でありながらリスク管理は徹底されている。

翌朝6時、目覚めて最初に漏れた言葉は「生きてる……」。外へ出ると、朝日に照らされたダイヤモンドダストが舞い、澄み渡る青空と純白の雪原が広がる。1日1組限定だからこそ味わえる、誰もいない朝のアイスヴィレッジ。「これは泊まった人だけの特権」としみじみ振り返った。

追加料金は1名2万8,000円(別途本館宿泊費が必要)。決して安価ではないが、おのだ氏は「これは宿泊費というよりストーリーへの対価」と分析する。冬の北海道の“寒さ”という本来ネガティブになり得る要素を、「寒くなければ体験できない価値」へと転換する発想。その戦略性にも強い印象を受けたという。

動画の最後、おのだ氏は「万人向けではないが、こういう尖った体験が人生を豊かにすることもある」と総括する。その思想は著書『旅は究極の自己投資 自由に生きるための世界スマート旅』にも通じる。旅を単なる消費ではなく、価値観を広げる“自己投資”と捉える視点だ。氷のホテルでの一夜は、まさにその実践編といえるだろう。

快適さの外側にある世界へ一歩踏み出すこと。予約困難な1日1室の氷のドームで迎えた朝は、「挑戦した者だけが見る景色」を体現する体験となった。

チャンネル情報

旅行系YouTuberのおのだです!飛行機、海外・国内旅行の動画を投稿中!1986年生まれ。神戸出身、現在は東京を拠点に活動しています。