渡邉弘幸・uka代表取締役CEO

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当社は1946年からはじめた美容院の経営から始まり、現在はネイルやヘアケア、外食などの商品開発・販売をするトータルビューティカンパニーです。今から5年ほど前、わたしはある時趣味のサーフィンに出かけ、海で起きている環境問題と出会うことになります。東京近郊の海では気づきませんが、離島の海に行くと、そこにはたくさんのペットボトルのゴミが沿岸に上がっていたことに衝撃を受けたのです。こんな海ではウミガメも困ってしまうということを目の当たりにし、自分の価値観が大きく変わっていきました。そこからプラスチック問題に対する意識が高まり、環境に優しい製品の開発を進める必要性を感じるようになったのです。

 地球に優しい商品開発を考えているときに、知人の紹介で伊豆・下田でクロモジを蒸留している人と出会うことができ、これが当社商品の原料となることが決まります。クロモジは落葉低木で古くから抗菌、鎮静作用が認められ生薬として使用されてきました。原料として日本固有種であり貴重なものです。クロモジは植林で暗黒化した森に、人間が間伐に入り森のバランスを戻すことによって生えてくる自然の恵み。落葉することで土を豊かにし水となって海に流れることで、海も豊かになるリジェネラティブな植物です。

 つまり、クロモジを商品の原料として使用することで、お客様の髪や頭皮、そして環境の回復が期待できるということがわかったのです。

 そうして生まれたのが、伊豆ブランド『uka IZU シャンプー / コンディショナー』。当社製品の中身はもちろん人に優しい自然由来の素材で、容器はバイオマス素材の使用やリフィルの推奨を行っています。

 現在、全国に16店舗を展開しており、特にヘアケア製品が注目を集めており、地球環境を回復させて循環する方へ進むことというリジェネラティブグットな考えに共感してくださる方が多く、当社の商品に関心を持たれることが増えてきました。 

 今後当社は海外進出も視野に入れています。アメリカではオーガニックやリジェネラティブな製品への関心が高まっており、消費者が自分の健康を守る意識が高いです。今後サロン向けに当社の商品を販売し市場の掘り起こしを行っていきたいと思っています。

 既にニューヨークでポップアップストアを出店し、アメリカのECサイトでは販売を始めています。アメリカの消費者はメイドインジャパンの素材に大変興味を持っています。現在は伊豆と石垣島に注目し商品化をしていますが、今後も日本の地方の良さを発掘し、地方創生にも寄与していきたいと考えています。


環境に問題意識を抱くようになり事業につなげていくことになった