NY株式4日(NY時間16:24)(日本時間06:24)
ダウ平均   45014.04(+308.51 +0.69%)
S&P500    6086.49(+36.61 +0.61%)
ナスダック   19735.12(+254.21 +1.30%)
CME日経平均先物 39690(大証終比:+420 +1.06%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は反発。取引開始前に発表になったセールスフォース<CRM>とマーベル・テクノロジー<MRVL>の決算を好感し、IT・ハイテク株に買いが入ったほか、裁量消費も上昇。一方、エネルギー株が下落した。

 この日発表のISM非製造業景気指数が成長の鈍化傾向を示唆したことから、ダウ平均も上げ幅を縮小する場面が見られたものの、動きが一巡すると、再び上値追いの動きに戻る展開。

 米株式市場はトランプ勝利で大幅に上昇した11月に比べると、今月に入って株価指数は低調な滑り出しとなっている。しかし、市場のムードは依然楽観的で、今月は再び上昇に転じる可能性が高いとの声も聞かれる。

 「12月は歴史的に株式市場にとって良い月であるため、株価上昇の勢いは続く可能性がある。上昇は歴史的にしばしば後半に集中している」との指摘も聞かれた。クリスマスラリーを期待しているようだ。

 大統領選の動きもひとまず消化し、市場は今月のFOMCに注目を集めている。FOMC委員は12月利下げの選択肢をオープンにしており、金曜日の米雇用統計が落ち着いた雇用を示せば、追加利下げへの期待が高まりそうな状況ではある。

 本日は午後にパウエルFRB議長が討論会に出席し、「時間をかけて中立金利に向かう軌道にある。中立金利水準を探る中、慎重になる余地がある」と述べていた。概ね予想通りでもあったことから、米株式市場の反応は限定的。また、フランスのバルニエ政権の内閣不信任案が可決し、バルニエ政権は崩壊した。ただ、こちらも概ね予想通りで米株式市場の反応は限定的となっている。

 セールスフォース<CRM>が大幅高となりダウ平均をサポート。前日引け後に8-10月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益は予想を下回ったものの、売上高および重要な指標である進行中の残存履行義務は予想を上回った。フリーキャッシュフロー(FCF)も予想を上回っている。今回の決算は、同社が大々的に宣伝しているAI製品の戦略が業績を押し上げるという期待を高めた。

 ユーザー管理や分析レポートのソフトウエア開発のオクタ<OKTA>が決算を受け上昇。1株利益、売上高とも予想を上回った。重要な指標である進行中の残存履行義務(cRPO)も予想を上回っている。ガイダンスも公表し、通期の1株利益および売上高の見通しを上方修正した。

 半導体ソリューションを手掛けるマーベル・テクノロジー<MRVL>が決算を受け大幅高。売上高の7割を占めるデータセンター部門が好調で、AIの旺盛な需要に牽引された。第4四半期のガイダンスも公表し、予想を上回る1株利益の見通しを示している。

 スポーツ用品販売のフットロッカー<FL>が大幅安。取引開始前に8-10月期決算(第3四半期)を発表し、既存店売上高が予想を下回ったほか、1株利益、売上高も予想を下回った。通期ガイダンスも下方修正。消費者の支出が軟化し、値引きなどのプロモーションを活発化させた。

 データストレージのピュア・ストレージ<PSTG>が決算を受け大幅高。通期の売上高および営業利益の見通しを上方修正したほか、第4四半期の売上高も予想を上回る見通しを示した。さらに、上位4社のハイパースケーラー(大手クラウドサービス業者)からの受注獲得も発表。