6回キューバの攻撃中にグラウンドに乱入した観客【写真:Getty Images】

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WBC準決勝・米国―キューバ

 野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の準決勝、米国―キューバ戦が19日(日本時間20日)、米フロリダ州マイアミのローンデポ・パークで行われ、1試合に3度も観客が乱入するハプニングが起きた。その1度目となった6回の中断中に米国代表の選手が取った行動が話題に。米スポーツ専門局が公開した動画に日米ファンから「ここまでのWBCで一番好きな瞬間」「休憩してる?」「かわいすぎる」といった笑撃コメントが寄せられている。

 座りながら黙ってうなずいた。米国が9-2とリードした6回、キューバの攻撃中に男がグラウンドに乱入。すぐさま係員に取り押さえられた。その間、右翼を守っていたムーキー・ベッツ外野手(ドジャース)はまるで座禅を組んでいるかのように芝生に座り込んだ。深くうなずくと、乱入者を取り押さえて引き揚げてきた係員と笑顔でハイタッチ。プレー体勢を整えた。

 米スポーツ専門局「FOXスポーツ」のMLB専門ツイッターが「ムーキーの敬意」とつづって動画を公開すると、米ファンからは「休憩してる」「何が起きたんだ?」「最高だわ(笑)」「ムーキーは面白い」「個人的には、ここまでのWBCで一番好きな瞬間」「ムーキーの禅な瞬間」といった反響が。日本人ファンからも「乱入解決待ってるムーキーがかわいすぎる」「ネタ提供まじやめろw」といった声が上がっている。

 なお、この後も7回表終了時、8回の米国攻撃中にも観客が乱入するというハプニングが発生した。試合は14-2で米国がキューバを下し、21日(同22日)に行われる決勝に2大会連続で駒を進めた。

(THE ANSWER編集部)