ホープフルSを制したドゥラエレーデ(撮影:下野雄規)

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【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】

■先週の血統ピックアップ

・12/28 ホープフルS(GI・中山・芝2000m)

 逃げたトップナイフと2番手ドゥラエレーデの一騎打ちとなり、外のドゥラエレーデが首の上げ下げでハナ差先着を果たしました。14番人気、単勝90.6倍の大穴です。引っ掛かるところがあるため、これまで素質を出し切れなかったのですが、3年連続ドイツリーディングジョッキーの名手ムルザバエフ騎手が2番手でうまく折り合いをつけました。

 父ドゥラメンテはタイトルホルダー、スターズオンアース、リバティアイランドなどの父。今年だけで6つ目のGI制覇となります。そして、JRA2歳戦のラストレースで1着賞金7000万円を上積みしたことにより、エピファネイアを逆転してJRA2歳種牡馬チャンピオンの座に就きました。JBISが集計した数字(付加賞を含む)によれば、1位ドゥラメンテと2位エピファネイアの差はわずか86万8000円です。

 母マルケッサは未勝利馬ですが、サトノダイヤモンド(有馬記念、菊花賞)の半妹にあたる良血。南米アルゼンチン出身の2代母マルペンサは10歳で早世したため、血を受け継ぐ娘は2頭しかいません。母マルケッサはそのうちの1頭です。マルペンサは孫の代からもGI馬を出したことで、伝える資質の確かさを証明したといえるでしょう。

■今週の血統注目馬は?

・1/7 初春S(3勝クラス・中山・ダ1200m)

 中山ダート1200mと相性のいい種牡馬はリオンディーズ。連対率33.3%は、2012年以降、当コースで産駒が20走以上した192頭の種牡馬のなかで第2位。当レースに産駒が登録している種牡馬のなかではナンバーワンです。ケイサンフリーゼはリオンディーズ産駒。当コースは過去1戦1勝。得意コースに戻る今回はおもしろいでしょう。