LGが縦長27.6インチモニターを開発 新提案する理由とは?

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PCモニターで1番使われているのは1920×1080ドットのフルHDで、およそ25%のユーザーが利用している。
※StatCounterが2021年12月に実施した調査

PCモニターの解像度が高ければ、1画面に表示できる情報量も増える。
しかし同じ画面サイズで解像度が高くなれば、表示される文字サイズも小さくなってしまう。

LGエレクトロニクス・ジャパンは、こうした問題に対応した縦に長い27.6インチモニター「28MQ780-B」を発売した。


■新しいタイプのPCモニター
「28MQ780-B」は、アスペクト比が16:18と従来のモニターに比べて縦長のPCモニター。
市場想定価格(金額は税込み)は9万5,000円前後。

特徴は、
・縦長の画面
・自在な画面配置
・スッキリとした配線
この3つだ。


〇縦長の画面
2560×1440ドットのWQHDの画面を、縦に2画面並べたときと同等の2560×2880ドットの解像度を備える。
2つのモニターを並べるとモニターの枠が気になるが、「28MQ780-B」なら2画面分を綺麗に表示できる。


従来の横長画面を縦に2画面表示できる


〇自在な画面配置
アームが特徴的なのも「28MQ780-B」の魅力だ。
左335゚/右335゚のスイベル(横角度調整)、前:-25゚〜後:25゚のチルト角(縦角度調整)、130mmの高さ調整、ピボットに対応している。
自分の姿勢や、デスク環境にあわせて、画面の配置が自在だ。


画面の位置を自在に調整できる


〇スッキリとした配線
「28MQ780-B」は、
・USB Type-C アップストリーム
・DisplayPort入力
・HDMI入力
・USB Type-B ダウンストリーム×2
・USB Type-B
・ヘッドホン出力
これらのコネクタを装備する。

USB Type-Cを搭載したノートPCであれば、ケーブル1本で「28MQ780-B」と接続ができる。
しかも、ノートPC本体の充電も可能であり、USBタイプのストレージも接続できる。


USB Type-Cケーブルで接続できる

またケーブル類は、モニターのアームスタンドに収納できるのも特徴だ。

さらに、クリエイターにとって見逃せないのが、色合いや明暗の描写能力だ。
Nano IPSテクノロジーにより、デジタルシネマ規格のDCI-P3を98%(標準値)カバーするため、より正確な色合いで表示できることがあげられる。

明るさの幅を表現できる技術「ハイダイナミックレンジ(HDR)」は、従来のSDR規格では色の識別が難しかった、キメの細やかな映像の暗い部分と明るい部分をしっかりと描写可能だ。


■あえて縦長にした理由
なぜ「28MQ780-B」は、縦長タイプにしたのだろうか?

LG エレクトロニクス・ジャパン マーケティング担当の易臣(イ・シン)氏によると、
「モニターといえば、横長のものが今までの常識でしたが、コンテンツやソフトウェアによっては縦長画面が見やすいものもあり、そういうニーズに応えたのが今回のデュアルアップモニターです。」
とのこと。

さらに、易臣氏は
「21インチのWQHD2枚分となる2560×2880、アスペクト比16:18という今までにない縦長の画面になっており、映像や画像の編集に適した画質を提供します。ニーズや用途にあわせて、新しい選択肢になります。」
としている。

快適性を追及した横長タイプのウルトラワイドモニターとは異なる路線で、広い画面で作業できるモニターを検討した結果、第二のウルトラワイドモニターとして、縦長タイプになった。

ピクチャーバイピクチャーにより、2台のデバイスでの同時表示にも対応している。
たとえば、
・ビジネスパーソンの場合、プレゼン資料を作成しながら、Web会議をする
・デザイナーの場合、画像を編集しながら、ほかのデバイスの画面を参考にできる
・YouTuberの場合、生配信しながら、チャット画面が見られる
こうした活躍方法がある。


縦長タイプのPCモニターについて語るLG エレクトロニクス・ジャパン マーケティング担当 易臣氏

映像クリエイターにとっては、画像がもっとも優先される。「28MQ780-B」は、鮮やかで色の再現力が高いことから、そういったクリエイターのニーズに最適なモニターと言えるだろう。

「28MQ780-B」製品情報


ITライフハック 関口哲司