本邦初! ブランディワインのバリュー株ファンド、一味違う運用戦略で銘柄を発掘する極意に迫る!
塩出 ブランディワイン社のバリュー株式の投資戦略は、トップダウンでマクロ的なカタリストがある国や、通貨や金利の見通しに基づいて投資先として有望な国やセクターを選び、そのうえでファンダメンタル分析を行い割安な銘柄をピックアップするというアプローチをとっています。
バリュー株投資は、参照する株式インデックスに採用されている銘柄の、株価指標や財務分析の結果を基にスクリーニングし、割安銘柄の投資対象を絞り込むことが一般的です。ブランディワイン社のように、国や通貨から丁寧にマクロ分析して割安なエリアを特定した上で、個別にファンダメンタルリサーチを行い銘柄選定する手法は他に例がなく、非常にユニークな存在だと思います。
クラーク 英国の住宅建設会社に比較的大きく投資して何年も保有しています。この業界は一般的に収益性が高く、英国では一戸建て住宅が不足していると当社では考え、また、政府もそのように考えているのにも関わらず、投資家は長年にわたってこのセクターを悲観的に見ています。ベルウェイは、この業界では中堅ですが、負債がなく、将来の成長のために高い資本利益率で再投資しています。高い成長を続けているにも関わらず、PER(株価収益率)8倍で取引されていて、依然として割安だと考えています。
また、最近、韓国のLGに投資しました。韓国の経済回復と通貨は魅力的だと判断したからです。LGは持ち株会社で、3つの上場企業を保有しています。テレビや家電の世界的メーカーであるLGエレクトロニクス、化粧品と家庭用品メーカーであるLGハウスホールド&ヘルスケア、そして、世界第2位の電気自動車用バッテリーメーカーのLGケミカルです。LGケミカルは、当社が投資している企業の中で、最も高い利益成長を遂げている企業です。この傘下企業の時価を単純に合計すると1株当たり約28万ウォンになりますが、株価は9万5000ウォンしかありません。時価の30%相当です。一般に持ち株会社は過小評価される傾向にありますが、これほど大きなディスカウントになることはありません。
また、多くのバリューマネージャーは、1株当たり時価の50〜70%程度だと割安と考えて保有しますが、30%台まで低下すると回避(売却)してしまう場合があります。我々は十分に分析を行い、魅力的な水準になったと考え購入しました。まだ、投資したばかりですが、非常に良いポイントで購入できたと考えています。
――日本の投資家へのメッセージは?
クラーク 日本のパートナーと協力して、バリュー投資の魅力を伝えていきたいと考えています。私は、1997年から運用を始めて、一貫してバリュー投資をしてきていますが、97年当時はバリュー投資が難しい環境で、多くのバリュー株ファンドが閉鎖されていました。それが、2000年のインターネットバブル崩壊によって物色の流れが変わり、4年以上にわたってバリュー株優位の相場になりました。現在は、この2000年当時の状況に似ていると考えます。バリュー投資は再び機能し始めていて、何年かに1度のチャンスになると考えています。
塩出 過去10年以上にわたって、株式市場ではグロース株が選好されてきました。このファンドで投資しているような銘柄群については、投資しても儲からない銘柄と思われるようになっています。しかし、今までとは全く違うアプローチにより構築されたポートフォリオだからこそ、これからの市場でチャンスをつかめるのではないでしょうか。今お持ちの資産の中に「ブランディワイン・グローバルバリュー株式ファンド」を組み入れていただき、これからの資産形成手段として多くの方々にご活用いただきたいです。(グラフは、「ブランディワイン・グローバルバリュー株式ファンド」と同様の戦略の運用戦略の2012年12月〜2021年8月のパフォーマンス推移、国内ファンドの手数料等相当額を控除後)(情報提供:モーニングスター社)
