幸せな家庭を想像できなければ、結婚を前向きに考えるのは難しい。キャリコネニュース編集部には、子どもの頃の体験が原因で「結婚したい」と思えなくなった人たちからの声が寄せられている。(文:福岡ちはや)

※キャリコネニュースでは引き続きアンケート「あえて結婚しない人」を実施しています。回答ページはこちら https://questant.jp/q/HLPQJZGW

「両親が幸せそうに見えなかった」


青森県の40代女性は、あえて結婚しない理由について「両親が幸せそうに見えなかったから」という。

両親は「いつも家業の資金繰りや毒祖父母との関係で苦しんでいて、私や物にやつあたり」してきたそうだ。女性は「現在、私自身も長年のトラウマ蓄積がたたって、うつと複雑性PTSDの診断を受けて仕事を続けられなくなり、自分のことで精一杯。結婚どころではありません」と、自身の深刻な状況を語った。

「親が借金を作り、一家離散状態になった」

青森県の50代女性は、一度の結婚・離婚を経て、現在は独身だという。彼女の結婚観も、子ども時代の影響を大きく受けている。

「親が私の意志を尊重せず、私の言動や夢などについてまったく理解がなかった」

「言葉の暴力といえるようなことで、子ども時代はつらいことが多かった」

一家は最終的に「親が借金を作り、離散状態になった」という。

「『この血筋を絶やしたい』と子どもの頃から思っていた。しかし、私の付き合う男性は、子どもを作りたくて仕方ない男ばかりだったためいつもうまくいかず、一度の結婚も2年あまりで失敗。今は1人で幸せだと思っている」

女性は「結婚に何のメリットも感じない」と語っていた。

※アンケート概要
■実施期間
2020年7月7日〜
■回答数
95 ※9月2日時点
(記事では、2021年8月18日に寄せられた投稿を紹介)
■アンケート対象
キャリコネメルマガ会員(63万人)やキャリコネニュース読者、キャリコネニュースSNSフォロワー
■実施方法
アンケート集計ツール「クエスタント」を使用
回答ページ https://questant.jp/q/HLPQJZGW
■質問項目
・あなたがあえて結婚しない理由を教えてください。「現在の生活がこうで、こういう点に満足している」「こういう理由だから結婚しない」など具体的にお願いいたします。