10年間韓国本店に通いつめたオーナーがオープン

「チュクミ」とは韓国語でイイダコのこと。本場では炒めるという意味の「ポックム」と合わせた「チュクミポックム」のことを指します。
「ホンスチュクミ」の本店はソウルの学生街・ホンデにあり、現在は韓国内に18店舗展開している人気店です。

新大久保にある「ホンスチュクミ 新宿本店」は、韓国人店長さんのイイダコ鍋のようにHOTな情熱によってオープンしました。

オーナーの趙 美衡(チョ ミヒョン)さん。看板犬のルビーちゃんと

「韓国に帰国するたび、毎回行列に並んで通いつめた本店の味を、なんとか新大久保で日本のみなさんに味わってほしかったんです」と趙さん。オーナーを3度目のアタックで口説き落とし、2020年3月、念願のオープンにこぎつけました。

30種のスパイスを発酵させたスープがクセに!

イイダコに豚バラ肉を加えた「チュサム(チュクミ&サムギョプサル)」1人前2200円。写真は2人前

趙さんを虜にした本場の「チュクミ」とは一体どんな料理なのでしょう?
ざっくりいうと、内蔵を取り除き臭いが残らないよう何度も洗って処理した生のイイダコを、ソースと、ネギ、キャベツ、タマネギ、ニンニク、トッポギと一緒にグツグツ煮込んだ鉄板料理のことです。

ランチは「チュクミ定食」(チュクミ+ケランチム+とびこビビンバ)1人前1650円、「チュサム定食」(チュクミ&サムギョプサル+ケランチム+とびこビビンバ)1人前1760円

ソースは、約30種のスパイスを発酵させ、唐辛子やコチュジャン、醤油などを加えて作ったもの。真っ赤なビジュアルのとおり辛いですが、そのレベルは「普通」「オリジナル」「激辛」(激辛のみ+110円)から選べます。

見ているだけで、汗が出てきそう!

「カプサイシンは入れていないので、口や胃が痛くならない比較的マイルドな辛さです。辛いのが苦手な人は『普通』を選べばチャレンジしやすいと思いますよ」(オーナーの趙さん)
お客さんの約9割は女性。発汗などによる美肌効果を期待して訪れる人もいるのだとか。

しっかり炒めたほうが、イイダコが軟らかくおいしくなるため、15分ほど待ちます。

ここで鍋にモヤシを乗せ、「ホンスチュクミ」秘伝のこれまた辛いソースを加えて、完成!

スパイシーな「チュクミ」を引き立てるさわやかなアクセント、ダイコン&エゴマ葉で挟んでいただきま〜す!
コクのあるソースが食欲をそそり、イイダコのコリコリ食感もクセになります。

「フォンデュチーズ」1100円

追加でサイドメニューの「フォンデュチーズ」を注文し、乗せてみました。

チーズがとろ〜りのびる瞬間が、シャッターチャンス。辛い「チュクミ」が少しマイルドに、そして一層おいしくなりました!

プチプチ&パリパリ!お焦げが魅力のチャーハンで〆

ハイライトは、なんといっても〆に注文する「アルマニチャーハン」こと、とびこ入りのチャーハン。これを食べずして帰るなかれ!

余った具材とソースの一部を別皿に避け、鉄板鍋に残したソースをグツグツ沸騰させたら、その上に「アルマニチャーハン」を豪快に投入!すぐさま韓国海苔とゴマを加えて混ぜ合わせます。すべてスタッフさんが目の前で調理してくれるので初心者でも安心して。

上から秘伝のソースを回し入れ、スプーンで混ぜたら、今度はスプーンでペタペタと鉄板鍋にチャーハンを伸ばしていきます。

「アルマニチャーハン」大1100円(写真)、中880円

ここで、トビウオの魚卵を塩漬けにした「とびこ」を中央に盛ります。黄金に輝いてなんとも神々しい〜!
これもスプーンでチャーハンの上に広げていきます。

カットしたエゴマ葉をふりかけて伸ばしたら引き続き火にかけて、お焦げが付いたら完成!
口に運ぶと、パリパリお焦げの香ばしさと、とびこのプチプチした食感の虜に……!味が薄い場合は、残りのスープをかけながらいただくのがオススメです。

ここでも、さきほど注文したサイドメニューの「フォンデュチーズ」が活躍。コクのあるチーズが入ることで“味変”でき、最後まで飽きることなく楽しめます。


韓国風茶碗蒸しと「ジャガイモチヂミ」にもトライ

「ケランチム」1100円 

「チュクミ」以外にも、韓国グルメのサイドメニューが充実しています。韓国式の茶碗蒸しとも呼ばれる「ケランチム」は、まるでスフレのような卵ベースのふわふわ生地で、スプーンで持ち上げるとプルッと揺れるほど。

「ジャガイモチヂミ」1320円。ハチミツにつければデザート感覚で楽しめます

細くスライスしたジャガイモをフライパンで焼いた「ジャガイモチヂミ」は、サクサクして香ばしく、チーズの美味しさとあいまってついつい箸をのばしてしまいます。ハチミツまたはネギ醤油につけていただきましょう。

(写真左から)「ボンボン」「ひげ茶」ともに390円

ブドウ入りの甘くてさわやかな韓国発ドリンク「ボンボン」と、トウモロコシのひげで作るさっぱりしたお茶「ひげ茶」は、濃厚な「チュクミ」のお口直しにぴったりでした。

ルビーちゃん「待ってるワン!」

なぜか辛いグルメを食べたくなる、これからの暑い季節にもぴったりの「チュクミ」&「アルマニチャーハン」。どちらも主役を張れるおいしさです!

■ホンスチュクミ 新宿本店
住所:東京都新宿区百人町1-5-24 1F
TEL:03-6278-9365
営業時間:11時30分〜23時30分
定休日:なし

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Text&Photo:mogShore

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