日本人は集まると「龍」になる・・・ルネサス火災の復活劇で感じた強さ
記事は、ルネサスの那珂工場で19日未明に火災が発生し、火災自体は5時間半後に鎮火したものの、もともと供給がひっ迫していた半導体業界にとって「泣きっ面に蜂」と言うべき影響が生じたと紹介。その影響は、同社の柴田英利社長曰く東日本大震災の時よりも大きく、業界関係者からは生産再開まで数カ月はかかるとの見方が出ていたと伝えた。
そして、再建の取り組みで見られた高度な融合性、強い組織力こそが、日本が工業分野で優位性を持ちづつけている理由の1つなのだと指摘。同時に、日本の産業界に存在する「共存共栄」の思想をも垣間見ることができたとしている。
記事は、かつて世界を席巻した日本の家電大手が次々と経営危機に直面して海外企業に買収され、自身も外国勢からの追い上げに危機感を覚えていた日本の自動車業界が、国内企業どうしで提携できる部分は提携するという「めったに見られないアクション」によって難局を乗り切ろうとしていることも、日本人が危機に直面した時の「団結力」の強さを物語っていると説明した。
そして、日本では今後、国内産業の高度な融合により世界市場の荒波に対処するというのが大きなトレンドになるだろうと予測。「1人の日本人が持つ力は小さいかもしれないが、日本人が集まると非常に大きなエネルギーを持つようになる。これが、ルネサス工場が火災からわずか1カ月で復活するという事柄から感じたことだ」と結んでいる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
