中国が起源の調味料、米国に浸透させたのは「日本企業」だった=中国
新たな事業に参入したといっても、畑違いの分野ではない。これまで積み重ねてきたものを活かす形で、ケチャップなどのトマト加工品事業や、ワインづくりを始めたことで、ネームバリューも手伝い成功したと称賛している。同時に、醤油そのものの品質向上と、減塩など消費者のニーズに応えた多様な醬油づくり、それに焼き肉のたれ、炊き込みご飯のもとのような幅の広い商品づくりも非常に重要で、こうしたイノベーションが成功の秘訣になったと伝えている。
さらに中国の企業が見習うべきなのは「海外進出を成功させた秘訣」だ。中国では醤油メーカーの数が非常に多いものの海外進出の壁は高いようだ。記事はキッコーマンの成功は「現地の米国人の味の好みを研究し、地元の人の食べるものに合わせた醤油とレシピの開発」にあったと分析。醤油は中国が起源とされるが、「東洋の調味料が割り込む余地はない」と思われてきた米国市場において、いまでは「醤油といえばキッコーマン」という地位を築いていると驚きを示した。
醤油に限らず、中国には老舗企業が非常に少ない。競争が激しく、毎年無数の企業が生まれ、淘汰されるというサイクルを繰り返しているが、大きな理由はこのイノベーションにあるのかもしれない。この点で、日本企業の例は大いに参考になることだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
