渡部建さん(2017年撮影)

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芸能事務所「プロダクション人力舎」は2020年12月2日、所属芸能人である「アンジャッシュ」の渡部建さん(48)が3日の19時から記者会見を行うと発表した。

渡部さんは6月、週刊文春(6月18日号)で複数の女性との不倫を報じられ、芸能活動を休止中であることは周知の事実。その渡部さんが記者会見を行うとあって、ネット上では「渡部不倫会見ようやくやるけど、どう考えてもガキ使のために泣く泣くやらされ感」といった、渡部さんが自ら進んで会見を開くわけではないのではないかといった反応が続々と上がるなど、注目度が高まっている。

ベッキーの轍を踏んではいけない

これら、騒動勃発から半年近くたっても注がれる厳しい視線だが、この状況から考えて、3日の渡部さんの会見は、それこそ、飛行機の胴体着陸のような「イチかバチか」の最終手段的なものになるだろう。つまり、会見を行うのは筋としてはもちろん正しいが、失敗した場合、さらなる大炎上を招く危険があるということだ。

会見を開いたもののさらなる大炎上を招き、その後も活動休止を継続せざるを得なかった芸能人の例としては、タレントのベッキーさんが挙げられるだろう。ベッキーさんは2016年1月7日発売の「週刊文春」によって「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音さんとの不倫を報じられ、芸能活動を休止したが、発売に先んじて6日夜に行った記者会見では、川谷さんとの関係を「友人関係」と強弁したほか、記者からの質問は受け付けないまま、わずか4分半で会見を終わらせて、そのまま会見場から退出してしまうなど「悪手」極まりないものだった。

この会見に対し、世論は硬化。その後、ベッキーさんは活動休止期間に入ったのち、同年5月13日に放送された「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(TBS系)に出演し、会見で述べた「友人関係」について、ウソだったと説明。「気持ちが通った時点で不倫だと思います」「浅はかで愚かだった」と謝罪した。「金スマ」への出演は当初こそ「ベッキーが仕事復帰」などと報じられたが、その後もベッキーさんはしばらくテレビから遠ざかり、「金スマ」後に地上波のテレビ番組でレギュラーを獲得したのは、翌2017年の1月15日から放送が始まった「北海道からはじ〇TV」(北海道文化放送=放送終了)だった。

ウソなく誠実で、しかも、面白ければ許される!?

これら、ベッキーさんの行動を振り返ってみると、川谷さんとの関係を当初は「友人関係」とウソをついていたことに始まり、その後のテレビ番組で一転して不倫関係を認めるという「情報の後出し」という要素も加わったため、ベッキーさんの一連の謝罪は視聴者に対して非常に不誠実な印象を与えるものになった感は否めない。つまり、渡部さんは会見を行う以上、「ウソをつかない」「情報を小出しにしたり、後から翻したりしない」という絶対条件を死守しつつ、ぶつけられた質問にはすべて答えなければならないのである。

まさに、絶体絶命と言わんばかりの渡部さんだが、それでも、「謝罪会見のロールモデル」とでも言える例がないわけではない。それは、2017年1月に「フライデー」によって女子高校生との淫行疑惑を報じられて謝罪会見を開いた、お笑い芸人の狩野英孝さんの例である。

会見で狩野さんは女子高校生から年齢を偽られていたと説明しつつも、「友人関係を経て大人としてお付き合いさせていただきました」と、事態を包み隠さず説明。さらに、女子高校生の年齢詐称に気付いたきっかけについて、「野生の勘っていうか......」と、狩野さんを取り囲んでいた記者団はもちろん、視聴者さえも笑わせる一言を放つなど、「ウソなく誠実で、しかも面白い会見」を行い、見事、世間から許されたのだった。そう考えると、渡部さんが3日の会見にどのような態度で臨むべきかが、おぼろげながら見えてくるのではないだろうか。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)