Googleが提供するクラウドコンピューティングサービス「Google Cloud Platform(GCP)」に、AMDのサーバー用CPU「EPYC」の第2世代モデルを採用したインスタンス「N2D」が追加されました。AMD製のCPUのみで構成されるGCPインスタンスはN2Dインスタンスが初めてです。

Announcing the N2D VM family based on AMD | Google Cloud Blog

https://cloud.google.com/blog/products/compute/announcing-the-n2d-vm-family-based-on-amd?sf230321041=1

AMD EPYC™ and Google Cloud | AMD

https://www.amd.com/ja/processors/epyc-google-cloud



第2世代EPYCは7nmプロセスのZen 2コアテクノロジーを採用したサーバー用CPUで、Intel製のCPUと競争できるパフォーマンスを持っており、専門家も「第2世代EPYCはサードパーティの支持も受けて大きく飛躍する存在になることが確実で、AMDのシェアを大きく広げることになる」と指摘していました。

AMDのサーバー向けプロセッサ「EPYC Rome」発売を「歴史的なこと」と専門家が絶賛 - GIGAZINE



また、2019年8月にGoogleのVPがGoogleのデータセンターで第2世代EPYCを採用したと認めており、「GCPでも第2世代EPYCが利用可能になるだろう」と発言していました。



N2DインスタンスはN2インスタンスと同様の機能を提供し、一般向けとしては業界最多である224個のvCPUを利用可能。ベンチマークテストではN1インスタンスよりも39%高いパフォーマンスを発揮しました。また、HPC(高性能計算)領域でも、N1インスタンスと比較して70%高いメモリ帯域を持つ魅力的なインスタンスで、GROMACSやNAMDといったシミュレーションパッケージなどではN1インスタンスの2倍を超える性能を誇るとのこと。

N2Dインスタンスは現在ベータ版で、記事作成時点で利用できるリージョンはus-central1、asia-southeast1、europe-west4の3つ。今後利用できるリージョンは拡大される予定です。

スタートガイド - Google Cloud Platform

https://console.cloud.google.com/getting-started