日本の工作機械メーカーがハノーバーで見せた「MIT」の技術
ハノーバー国際見本市会場の最寄りトラム駅から入場ゲートをくぐり、すぐ目の前にある「ホール2」に入ると、DMG森精機の見慣れた白黒の製品群が目の間に広がる。
一方、目立つのは自動化。工作機械45台の出品中、29台が自動機器とのシステム提案だ。設置と操作が容易なロボットシステム「Robo2Go vision」、導入しやすく拡張性が高いロボットシステム「WH Flex」などを紹介。「自動化は現時点の集大成を並べた」(森雅彦社長)と、考えられる自動化技術のすべてを出し切った。
自動化は人の介在を抑え、正しく、精度良く、品質良く、モノをつくることにつながる。実際の工場には他社の工作機械や装置がある。これらの機械とつながり、さらに意図しない機械停止を防ぐためのメーカーサービスは重要要素だ。これらにデジタル技術を役立てようとしている。
出品したデジタル関連製品は30点を超える。MITの学生が開発した製造支援システム作成ソフトウエア「チューリップ」のほか、スマート化では通信規格が「MTコネクト」「OPC UA」「umati(ウマティ)」などの機械ともつながるデジタル技術を披露した。
また、同社の操作画面装置「セロス」のソフトウエア更新を容易にする技術を投入した。従来、独ハイデンハインや独シーメンスの数値制御(NC)装置機での更新は時間を要したが、これを短縮する。
(独ハノーバー=六笠友和)
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