火災が起きた第1スタジオの写真(京都アニメーションのサイトより)

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京都アニメーションの京都伏見区のスタジオで発生した火災を受け、ネット上では海外のアニメ関係者やファンらからも多くの反応が寄せられている。

NHKの報道によると、40代男性とみられる男がガソリンのようなものをまいて火をつけ、火災が発生したという。

米国のアニメ配給会社も支援へ

NHKによると、少なくとも12人が死亡し、多くの人と連絡が取れていない。警察からの発表として出火当時、建物には従業員ら約70人がいたという。

ネット上では、続々と事件を悲しむ声が上がった。海外掲示板「Reddit」ではユーザーから、

京都アニメーションは日本では有数のアニメスタジオのうちの1つで、大勢のファンがいる。私は彼らのショーの大ファンではないですが、彼らの作品を大いに尊重する。これはアニメ業界にとっての悲劇、そして一般的な悲劇だ。命を失った方々への安らかな眠りと、悲劇に苦しんだ人々や家族へのお悔やみを」(原文は英語。以下同じ)

と犠牲者や家族を悼む声が書き込まれていた。

一方のツイッター上でも海外ファンとみられる人物らからの書き込みがあり、

「アニメと、特にスタジオジブリや京都アニメーションのような企業の大ファンとして、火事のことを聞いてとても悲しい。(中略)本当に胸が痛む」
「私自身はアニメファンで、京アニのアニメを見て育ってきた。(中略)京アニの従業員に祈りをささげる」

など追悼の声が上がった。

海外アニメ会社は支援のCF

海外の会社からも支援の声が上がった。米国を拠点とし、アニメの配給などを行う会社「センタイフィルムワークス」は支援のため、クラウドファンディングを立ち上げた。50万ドル(日本円で約5400万円)を目標としており、16時10分現在、5万8000ドル(日本円で約625万円)以上集まっている。

15時20分ごろの時点でも「ガソリン」「京アニ火災」「京アニ放火」「KyoAni」「京都アニメーション」といった関連キーワードが世界中のトレンド入りした。

(J-CASTニュース編集部 田中美知生)