父の日仕様ユニホームを着用し、出場したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

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父の日の今季12度目のマルチ安打、水色のプロテクターなどを着用

■レイズ 6-5 エンゼルス(日本時間17日・タンパ)

 エンゼルスの大谷翔平投手は16日(日本時間17日)、敵地レイズ戦に「3番・DH」で5試合連続でスタメン出場し、今季12度目のマルチ安打をマークした。4打数2安打1四球と3度出塁も、チームは5-6で競り負け。この日は「父の日」で、大谷は他の選手と同じように水色のスパイクやプロテクターを着用した。

 大谷は5回の第3打席で11打席ぶりのヒットを放ち、一時同点の生還。トラウトの2ランで1点差に迫った土壇場9回にはピッチャー強襲の痛烈なヒットを放ったが、後続が倒れて追いつくことはできなかった。初回には無死一、二塁で四球を選び、続くプホルスの先制犠飛を呼び込むなど活躍したが、あと1歩及ばなかった。今季は34試合出場で打率.278、8本塁打、27打点、2盗塁となった。

 以下は試合後の一問一答。

――シーソーゲームだった。

「もうちょっとでしたけど、最後もいい終わり方というか、負けはしましたけど、粘っていいゲームだったかなと思います」

――最後の判定(カルフーンの見逃し三振)は?

「セカンドから見た感じでしたけど(ストライクゾーンの)外だったので、ボールかなとは思いました」

――マルチ安打をマーク。9回はトラウトの2ランで1点差になり、どんな気持ちで打席に?

「(9回は)1点差だったので、塁に出ればもう1点入るんじゃないかなというところで。結果的に出られてよかったなと思います」

――父の日。お父さんに感謝の気持ちは?

「どうですかね。感謝はもちろんしてますよね。まだまだこれから先が長いので、今日一日で終わるわけではないですし、シーズンをいいものにできれば、もっともっといいところを見せられるんじゃないかなと思います」

水色のプロテクターなど着用は「まぁ大人の事情も含めて(笑)」

――お父さんから教わって一番大事にしていることは?

「本当に初歩的なことじゃないかなとは思いますけどね。一塁に走るだったりとか、そういうことじゃないですか。技術的なことではもう昔で役立つことって、それこそすごく基礎の部分で本当に体に染み付いているようなことだと思うので、今さらそこに返ってということはないレベルですけど、そういうできることはしっかりできればいいんじゃないかなと思ってます」

――ずっと継続していることは?

「今ではもう本当に意識しなくてできるレベルのこと、本当にそういうところじゃないかなとは思います。無意識に継続してると思いますけどね」

――この1週間を振り返って。

「チームとしては負けも含めていい試合が多いかなとは思うので、その負けを今度勝ちにできればもっともっと上に行けるかなと思う。まだまだビジターが続きますし、ビジターのうちに勝ちをつなげてまたホームに戻れればいいんじゃないかなと思います」

――サイクル安打もあった。

「それはよかったとして、また明日切り替えて頑張りたいなと思います」

――プロテクターなどに水色。いつもと違う気持ちは?

「そうですね、まぁ大人の事情も含めて(笑)。結果的に負けたので、また切り替えていきたいと思います」

――お父さんに連絡は?

「いや、しないです。あまり連絡取らないので、普段は。向こうからは来ますけどね、もちろん。そういうときはあれですけど、こちらからというのはあまりないですね」

――サイクルのときは?

「そういうのはこないですね。調子が悪かったりとか(に連絡が来る)。いいときはこないですね」(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)